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2018年2月15日(木)

  • コラム

和室の砂壁リフォームする!砂壁のメリット・デメリットとは

日本建築の和室に使われている壁は、ほとんどが砂壁です。
砂壁とは、糊液で色砂を練って上塗りして仕上げた壁のことです。
色砂には、天然砂や砕石、貝殻粉や金属粉、色ガラス粉を使用します。


今回は砂壁のメリットとデメリットを比較していきます。
和室リフォームの判断基準として参考にしてください。

 

 砂壁のメリット

<調湿効果>

和室で一般的に使用されている砂壁は、高温多湿な日本の気候に合った調湿性能を備えています。
部屋の中の温度を一定に保つ効果があり、夏場や冬場も快適に過ごせるのです。

 

<シックハウス対策>

近年問題になっているのが、ハウスシック症候群です。
化学物質の含まれた素材を住宅で使用していることが原因とされています。
砂壁はこのような有害物質を含まないため、アレルギー対策として効果があるのです。

 

<防火性>

砂壁の原料は土や砂です。
これらは無機質の不燃料物質なので防火性に優れています。

 

 砂壁のデメリット

<掃除の手間>

砂壁は土や砂でできているため、少しこすれると壁面が削れてしまいます。
そのため一度剥がれると見た目も悪くなりますし、剥がれた砂の掃除も大変です。

 

<工期の長さ>

砂壁を均一に塗ったり、解体したりするには技術と手間が必要です。
他の壁紙張り替えリフォームと比べて工期が長くなってしまうのがデメリットの一つです。

 

<リフォーム費用>

砂壁の工事は技術と時間を要します。
そのためリフォーム費用が全体的に高くなりがちです。

 

これらのメリットとデメリットを比較することで、自宅の和室にリフォームの必要性が分かるのではないでしょうか。
後悔しないリフォーム選択をしてくださいね。

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