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2018年1月2日(火)

  • コラム

注文住宅をバリアフリーにするためには? お風呂のポイント2選

『第2回:注文住宅をバリアフリーにするためには?―トイレ編―』では、バリアフリーの注文住宅を設計する際、トイレについて気を付けるポイントについてお話ししました。
今回は、できるだけ快適に過ごしたい「お風呂場」をバリアフリーな設計にするためのポイントについてご紹介します。

 

■大切な浴槽選び

若いときだと、片足で立ち簡単に浴槽のふちをまたぎ、浴槽に入ることができますよね。
しかし、高齢になると、浴槽に入る段階でも注意が必要になります。
まずは、またぎやすい高さの浴槽を選びましょう。

基本的には30~45cmがよいといわれています。
また、立ったまま浴槽をまたぐことが難しくなったとき浴槽のふちに腰かけて出入りするために、浴槽のふちは広いものが適しています。

 

■浴室暖房機を設置

お風呂に入る際は、脱衣により急に体温が下がったり、湯船に入ることで急に体温が上がったりと、体温変化が激しくなります。
温度差による心臓麻痺などの身体的トラブルは、ヒートショックと呼ばれ、高齢になった時に気を付けなければならない症状の一つです。
ヒートショックを未然に防ぐため、浴室暖房機を設置し、また、操作がしやすい位置にボタンを設置しておく必要があります。

 

お風呂場は、リラックスできる空間でもありますが、水で足元が滑りやすくなったり、温度差で身体的トラブルを起こしてしまう可能性が高かったりと、危険が潜んでいる場所でもあります。
設計の段階できちんと危険の対処法を考えておきましょう!

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