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2017年12月31日(日)
注文住宅をバリアフリーにするためには?―トイレ編―
『第1回:注文住宅をバリアフリーにするためには?―リビング編―』では、バリアフリーの注文住宅のリビングを設計する際のポイントについてお話ししました。
今回は、長年愛される注文住宅にするために、「トイレ」を作る際に気を付けるポイントについてお伝えします。
■広さと手すりは重要!
ショッピングモールなどでは車いすの方用のお手洗いが設置されていることが多いですよね。
手すりが必要なところについており、洗面台の高さも車いすに乗ったまま使いやすい位置にあります。
もし、年齢を重ね、車いすに乗るようになったとき、「自宅のトイレに一人で行くのがつらい」という状況は避けなければなりません。
可能ならば、車いすで入れる広さを確保することがよいでしょう。
広さを確保できなくても、ショッピングモールのように手すりを必要なところに設置し、一人でもトイレに行けるような設計にしましょう。
■寝室の近くに設置!
トイレを使うのは日中だけではありません。夜中にトイレに行くときのことも考えて、トイレの設置場所を考える必要があります。
高齢になると、夜中のトイレで起きてしまう回数も多くなるでしょう。
寝起きの状態でトイレに行くときに、寝室からトイレまでの距離が遠いと非常に危険です。
足元が暗くて見えにくいため、転倒の恐れがあるほか、冬では温度差による、心臓麻痺などの身体的トラブルであるヒートショックの恐れもあります。
トイレは寝室からなるべく近いところに設置することが大切です。
将来の快適な生活を事前に考えておけるのも注文住宅の良さですよね。
次回は、バリアフリーのお風呂場を設計する際のポイントについてお話しします!
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