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2022年7月6日(水)

  • コラム

リフォームを失敗しないために注意すべきポイント

「リフォームをしようと思っているけど、失敗しそうで不安」
「リフォームをする時、どのようなことに注意したら良いのだろう」
このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

そこで、リフォームを失敗しないために注意すべきポイントについて紹介します。

□リフォームの注意点

1つ目は、家族や業者とのコミュニケーションをしっかり取ることです。
リフォームは自分一人で行うものではなく、家族や業者さんと協力して行うものです。
そのため、しっかりとしたコミュニケーションが取れていなければ、誤解や行き違いが積み重なり、リフォームが失敗することもあり得ます。

特に、ご家族の要望やこだわり、不満などはよく確認しておくようにしましょう。

2つ目は、工事の範囲です。
リフォームで扱える範囲を超えた計画を立てていると、金額や日数が当初の予想を超えてしまいます。
例えば、部屋を増やすことや間仕切りをなくすことなど、大がかりな工事はリフォームの範囲に収まりません。

そのため、内装や外装の改修工事くらいの範囲で考えておく必要があります。

3つ目は、実物を確認しておくことです。
リフォームを計画している段階では、使用する素材の実物を見る機会は、あまりないかもしれません。
素材のサンプルや写真からでも実物をイメージすることはできますが、実際に実物を見ることには及ばないため、「イメージとは違った」なんてことになりかねません。

そのため、知り合いの家やショールームなどに行って、実物を確認しておくことをオススメします。

4つ目は、耐震面です。
建物の耐震性を高める工事は大がかりなものになるため、リフォームの範囲には収まりません。
リフォームをすることで建物の見栄えが良くなったとしても、柱や壁の耐震強度が強化される訳ではないからです。

耐震性を向上させたい場合は、リフォームとしてではなく、リノベーションとして行うことがオススメです。

□リフォームの失敗事例

*キッチンの失敗例

キッチンでは作業性が重要なので、動線と間取りをしっかり確認しておく必要があります。
間取りを確認せずにリフォームをした場合、キッチンが狭くなったり、電子レンジや冷蔵庫と、シンクやコンロとの距離が広すぎることで作業しづらくなってしまいます。

*リビングの失敗例

リビングのリフォームとして、上階への階段を設置することがあります。
その場合、階段を設置した後の、リビングの広さを考慮しておく必要があります。
そうしないと、大きすぎる階段を設置して、せっかくのリビングが狭くなりかねません。

また、リビングに入ってくる自然光の量を増やすために窓を大きくしたり、生活感を消すために間仕切りを設置することで、リビングの明るさを調節することもあります。
その場合、しっかりと日光の差し込む方角や強さを確認しておきましょう。
強すぎる光はまぶしいですし、仕切りによって光が遮られることもあるからです。

リビングのリフォームとして最も一般的なのは、フローリング素材の変更かと思います。
もちろん、フローリングの色や質感、木目などを変更すると、部屋の印象が一気に変わることは事実です。

しかし、良い方向だけでなく、悪い方向に印象が変わってしまう場合もあります。
そのため、安易に変更するのではなく、色や質感が部屋に合っていることをよく確認しておきましょう。

*トイレの失敗例

トイレのリフォームでは、長年使用してきた便器を、新品で最新式の便器に変更することがあります。
その場合、たしかにトイレが気持ち良い空間になりますが、便器の大きさには注意しておく必要があります。
トイレは決して広い空間ではないため、大きすぎる便器を導入すると、かえってトイレや掃除をしづらくなってしまうからです。

また、トイレで気になるのは床のキレイさだと思いますが、吸水素材を床に使うのはオススメしません。
排泄物を吸い込んでしまうと、掃除しづらい上に、床が汚れていってしまうからです。
そのため、できるだけ防水で、掃除のしやすい素材を床に使うことが必要です。

トイレは狭いため、ドアを内開きにするか外開きにするかで、大きく利便性が変わってきます。
トイレの前の空間や、トイレの広さを考慮して、出入りのしやすいドアを選ぶようにしましょう。

トイレットペーパーや掃除道具など、トイレ用品を収納しておくスペースを、トイレ内やその近くに設けておくと、利便性が増します。
もちろん、トイレの見た目や広さに影響が出ない範囲で、使いやすいところに収納スペースを設けておくことがオススメです。

□まとめ

今回は、リフォームの注意点と、注意したい失敗事例について紹介しました。
待ちに待ったリフォームをできることになると、思わず気持ちが舞い上がってしまいがちですが、一度冷静になって、本当にリフォームが必要な箇所を見極めるようにしましょう。
そのためには、ご家族や業者さんの意見をよく聞いた上で、ご紹介したポイントを参考にしてみてください。

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