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2021年11月4日(木)

  • コラム

無垢材と塩ビ材はどっちがいいの?メリット・デメリットをご紹介!

注文住宅で壁の素材や間取り、床材についてお考えの方がいらっしゃると思います。
その中でも床は家の面積で多くの割合を占めており、床で家の雰囲気が決まるといっても過言ではありません。

そこで今回は、床材の中でもシェアの多い無垢材、塩ビ材について紹介します!

ぜひ参考にしてみてくださいね。

□塩ビ材とは?塩ビ材を簡単に解説。

塩ビ材とは、ベニヤのような合板の上に数ミリの塩ビシートが貼られているものです。
現在はプリント技術が発展しており、ぱっと見本物の木か見間違えるほどリアルに木目が表現されています。
大手のハウスメーカーさんなどは、無垢材より塩ビ材の方がクレームが出にくいため、塩ビ材を標準にしていることが多いです。

*塩ビ材のメリットを2つご紹介!

1つ目は無垢材と比べて金額が安いことです。
塩ビ材は量産品で、工場で作られています。
幅1m30㎝、長さ1m80㎝が一般的なもので、大工さんが床材を貼るときも1枚を貼るだけで多くの面積を貼ることができるので、手間も少ないです。
結果、手間賃を抑えられるので材料費と合わせて金額が安く済みます。

2つ目は掃除が簡単にできるところです。
基本的にプリントなので水拭きができ、ジュースや食べ物を落としてしまっても簡単にきれいにすることができます。
小さなお子様がいるご家庭では、色鉛筆などで床が汚れてしまってもすぐに拭けば汚れが目立ちにくくなります。

*塩ビ材のデメリットを2つご紹介!

1つ目は冷たさが伝わりやすいところです。
冷たさは、実際に感じていただかないとわかりづらいものですが、塩ビ材は床下から来る寒さをダイレクトに伝えてしまうので、床が冷たくなってしまいます。。
さらに、塩ビ材では表面に結露が起こりやすくなっており、歩くと足跡がついてしまうことがあります。

2つ目は張り替えです。
塩ビ材は使い方や環境にもよりますが、約20年を超えたあたりから剝がれてくる可能性があるので、張り替えが必要になってきます。
その場合、張り替える範囲にもよりますが、最低20万円以上必要になってくることが多いです。

□無垢材とは?無垢材を簡単に解説。

無垢材とは、丸太から切り出した自然な状態のままの木材のことをいいます。
無垢材は大手ハウスメーカーさんなどではあまり使われておらず、自然素材推しの住宅会社や地域の工務店などで使われることが多いです。

*無垢材のメリットを3つご紹介!

1つ目は、1年中床に温度差がないことです。
先程塩ビ材のデメリットで冷えやすいことを挙げましたが、無垢材の場合は、断熱効果や蓄熱効果がります。
断熱効果に関しては、断熱材の役割をしてくれるので、床下からの冷気をシャットダウンしてくれます。
それと同時に、蓄熱効果によって部屋の温度と同じ暖かさに自然となってくれます。
夏に関しても、木には湿度を調整する効果があるので、変にジメジメしません。

2つ目は、メンテナンスにあまり手間がかからないことです。
無垢材は、塩ビ材と比べてメンテナンスが大変だと思われる方もいらっしゃると思います。
塩ビ材と同様に傷や汚れはもちろんつきます。
汚れに関しては取れにくいですが、傷に関しては本物の木を使っているので比較的強く、ヤスリなどで削ることで目立ちにくくなります。
仮に放置しておいても、自然の力によって色合いも変わってビンテージやアンティークといった深い味わいも出てきます。

3つ目は、リラックス効果があることです。
本物の無垢材を張るだけで自然の香りがします。
自分の家が、自然の香りでリラックスできたらいいですよね。
注意点として、無垢材にワックスをかけてしまうと香りがしなくなってしまいますので、無垢材には基本ワックスをかけないことをおすすめします。

*無垢材のデメリットを2つご紹介!


1つ目は伸縮するところです。
無垢材は自然の木を使っているため、乾燥する時期には縮んでしまい、梅雨の時期などは水分を吸収してしまうため、伸びてしまいます。
季節や環境によって伸び縮みを繰り返すことによって間に少しずつ隙間ができてしまい、ホコリなどがたまってしまうことがあります。
すぐに掃除機をかければあまりホコリがたまることはないのですが隙間にゴミなどが少しでも入ってしまうことが気になる方にはあまりおすすめできません。

2つ目は、神経質になってしまうことです。
無垢材は値段が高い床であるため、幼いお子様がいる家庭や、ペットがいるご家庭では神経質になってしまう方もいらっしゃると思います。
無垢材は基本水拭きができないため、気になる方は一度考えていただくことをおすすめします。

□まとめ


今回は無垢材と塩ビ材を比較してそれぞれのメリット、デメリットを紹介しました。
両方それぞれの特徴があり、お客様の価値観などによって選び方が変わってくると思います。
塩ビ材や無垢材以外にも床にはたくさんの種類がありますので1度担当者と相談してみることをおすすめします。
もし何か注文住宅についてお困りごと、相談事がありましたらお気楽にお問い合わせください。

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