「新しい住まいに興味があるけど、注文住宅にすべきか今の家をリフォームすべきか迷っている」
このようにお考えの方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、注文住宅と全面リフォームのメリットとデメリットについてご紹介します。

□注文住宅のメリット・デメリットは？

注文住宅のメリットには、「自由度の高い家を建てられる」「自分たちだけの一点モノの家になる」「建築プロセスを確認できる」といった、大きく4つのメリットがあります。
建てることのできる家の自由度の高さは、なんといっても注文住宅の魅力の1つです。
法律を違反せず、技術的に可能であれば、どのような家でも実現可能です。

これまでの住まいに満足できなかった場合でも、注文住宅によって満足できる住まいを作ることができるでしょう。
注文住宅によってできる家は、まさに世界にひとつしかないものになるため、より愛着も沸くはずです。

他のメリットとして、施工から実際に家が出来上がるマンでの行程を自分の目で確認できるのも魅力的です。
自分の要望に沿った家が出来上がっていく過程がわかるのが単純に楽しめる他に、工事がしっかり行われているか確認できるという点もあります。
依頼主が現場にいるだけで、工務店や職人にも使命感や緊張感を持つことができます。

もし自分だけでは工事が正確に行われているかわからず、不安といった場合には、第三者の専門家に依頼することでチェックしてもらうことも可能です。
また、その自由度から注文住宅ではこだわらない部分や必要としない部分を無くすといったことも可能です。

こだわりたい部分に費用を投じ、その他は徹底的にカットすることで、費用が抑えられる部分も注文住宅の魅力の1つです。

一方で、デメリットもいくつかあります。
「コストが高くなる」「入居までの時間が長くなる」「完成するまで仕上がりがわからない」「資金計画が複雑で、割高なローンを組む可能性もある」といったものが、代表的な注文住宅のデメリットです。

その自由度から、費用が多くかかってしまうのはやはり注文住宅のデメリットでしょう。
不動産会社やハウスメーカーとは違い、関わる人が増えることから人件費がかかってしまうことも費用がかかってしまう理由の1つです。

また、注文住宅では出来上がるまで多くのことを決める必要があるため、長い期間を要してしまうことも考慮しておく必要があります。
工事が計画通りに進まないといった場合もあるため、当初予定していた入居日を超えてしまうといったことも珍しくありません。

これによって仮住まいの家賃を余分に払うといったことも起きてしまい、さらに費用がかかるといったこともあります。
また、解体にかかる費用や部材の廃棄にかかる費用も負担する必要があります。

□フルリフォームのメリットとデメリット

フルリフォームにも種類があり、家の床や壁、天井を一度全てはがしてから全て作り直すスケルトンリフォームや、間取りを買えずに設備や室内の壁といった目に見える部分を全て綺麗にする表層替えや表層リフォームがあります。

このタイプのリフォームには、3つのメリットがあります。
1つ目のメリットは、既在の住宅の良いところを活かせられる点です。
このリフォームの場合、建物全てを取り壊すというわけではないため、残したいところを残しながら全体を新築のような外観にできます。
機能や見た目を新しくしつつ残す部分は残したいという方にはおすすめです。

2つ目は、工期が短く、仮住まいが不要な場合がある点です。
やはり注文住宅に比べると圧倒的に工期が短いため、仮住まいが不要になる場合もあります。
リフォームの範囲にもよりますが、住みながら行える工事もあります。

3つ目は、費用が抑えられる点です。
予算ありきでリフォームの範囲を決めたり、使う資材を選ぶ方法や、数年がかりでリフォーム計画を建てる方法も近年では人気です。
建物の構造次第では、大幅な間取りの変更を低コストで行えます。

一方で、追加で修繕が必要になったり、理想を求めすぎると予算を優に超えてしまう点がデメリットです。
フルリフォームでは、施工してみないとわからないコストが存在します。
そういった中で実現したいリフォームが多すぎると、修繕費が必要になった時には予算をオーバーしている、といったこともよくあります。
あらかじめ妥協できるポイントを作っておくことで、こういった事態にも対応でき、予算内に費用を抑えることができるでしょう。

また、建物の構造によっては、間取りの変更や水回りの配置変更に制限があることも多いようです。
こういった部分ではやはり、注文住宅より自由度は下がってしまうでしょう。

□まとめ

今回が、注文住宅とフルリフォームのメリットとデメリットについてご紹介しました。
現在の住まいに不満があり、新しい住まいを考えられている方に参考にしていただけると幸いです。
今回の記事で疑問や質問を持たれた方は、ぜひ一度当社にお問い合わせください。