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2021年6月25日(金)

  • コラム

無垢材フローリングのお手入れ方法をご紹介します!

おしゃれで私たちの体に優しく、経年変化を楽しめると人気なのが無垢材フローリングです。
ご検討中の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
無垢材は「生きる木」であることから、きれいな状態を保つためには定期的なお手入れが必要です。
今回は、無垢材フローリングのメンテナンス方法について詳しくご紹介します。

□無垢材フローリングの塗装とトラブル別対処法

まず無垢材フローリングは、一般的にオイル塗装を行います。
この塗装を行う1番の目的は、毎日のお手入れを楽にすることです。 無垢材は水分に弱いため無塗装のままでは水を使ったお掃除が出来ません。
しかし、オイル塗装を行うことで多少の水を使ったお掃除が可能になり、何かをこぼしてしまったときも安心です。
塗装といっても無垢材の良さを残した塗装方法のため、せっかくの無垢材の質感を失う心配もありません。
塗装の種類は大きく2つに分けられます。
まず1つが浸透性塗料で行う塗装です。
この塗料はフローリングの内部に浸透させるタイプで、木の呼吸を妨げないため無垢材のメリットである調湿機能をそのまま活かせます。
もう1つは造膜型塗料と言い、こちらは表面に膜をつくるタイプの塗料です。
無垢材本来の質感は少し失われますが、傷やシミには強いというメリットがあります。
次にトラブル別の対処法をご紹介します。
特に家族全員が過ごすリビングに無垢材フローリングを取り入れたいとお考えの方は多くいらっしゃるでしょう。
しかし日々の生活には無垢材にとって良くない様々なトラブルが潜んでいます。
まず1つ目にご紹介するのが、水をこぼした場合です。
湿気の吸収は可能ですが水分に弱いのが無垢材の特徴です。
そのまま放っておけば一生取れないシミになる可能性もあります。
シミになるだけでなくカビの繁殖に繋がる場合もあるでしょう。
水をこぼした際は乾いた布かタオルですぐに拭き取ることを心がけましょう。

 

2つ目にご紹介するのは、水ジミができた場合です。
取れないと思われがちな水ジミですが、中には取れる場合もあります。
水に濡らしたあと水分がほぼ無くなるほど硬く絞ったスポンジで、シミができた部分を擦りましょう。
そのあとすぐに乾いた布かタオルで拭き、さらにオイルを塗ればきれいなフローリングに元通りです。

 

3つ目にご紹介するのは、油ジミができた場合です。
キッチンや家族が食事を行うダイニングでは、常に油汚れの危険性が潜んでいます。
油ジミには石鹸を活用しましょう。
水に濡らして硬く絞った布またはスポンジで石鹸を泡立てたあと、汚れの部分を擦ります。
そのあとは水ジミの場合と同様、乾いた布かタオルで拭き取りましょう。

 

4つ目にご紹介するのは、黒ずみができた場合です。 黒ずみにはお酢を使ったお掃除がおすすめです。
お酢をスプレーボトルに入れておき、気になる汚れにひと拭きして乾いた布で乾拭きすれば、汚れを落とせるだけでなくお酢の殺菌作用でカビの繁殖防止にも繋がります。

 

5つ目にご紹介するのは、傷ができた場合です。
無垢材の中でも柔らかい樹種の場合、傷が簡単につきやすいという特徴があります。
一見修復不可能に見えるこの場合も、水分で変形しやすい木の特徴を利用して修復が可能です。
まずは気になる傷の周りをサンドペーパーで少しだけ削りましょう。
そこまで傷が深くない場合は、この作業を省いても構いません。
そしてスプレーボトルに入れた水をそこへ吹きかけて短時間放置したあと、濡れ布巾をかぶせてアイロンで熱しましょう。
その作業を何回か繰り返すことである程度の傷は修復可能です。

□無垢材フローリングのお手入れ方法

大きなトラブルが無くても、毎日のお手入れは欠かせません。
普段からお手入れを行うことで、黒ずみや油ジミなどのトラブルも起こりにくいでしょう。
毎日のお手入れは掃除機だけでなく、乾拭きを行うことをおすすめします。
そして年に数回は水に濡らして硬く絞った布やタオルで水拭きを行いましょう。
そのあとすぐに乾拭きすることで水分による反りは防げます。
また1、2年に一度は再度塗装を行うことをおすすめします。
オイル塗装の目安は、フローリングの表面がカサカサしてきたと感じたときや表面の色が白くなってきたと感じたときです。
お手入れが大変だというイメージで無垢材フローリングを嫌厭される方も多くいらっしゃるはずです。
しかしご紹介したお手入れ方法さえ知っておけば、取り返しのつかない汚れに悩むことはないでしょう。
無垢材フローリングと上手く付き合っていくことで、経年変化を楽しめる素敵な住まいにしてください。

□まとめ

今回は、無垢材フローリングのメンテナンス方法について、フローリングの塗装から日頃の簡単なお手入れ方法まで詳しくご紹介しました。
無垢材はまさに私たちと共に「生きる木」です。 正しくお手入れを行って、経年変化を楽しみながら共に生きていることを感じる生活を送ってみませんか。

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