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2021年2月18日(木)

  • コラム

二世帯リフォームを検討中の方必見!特徴とポイントをご紹介します

「子育てと仕事の両立のために両親と一緒に住みたい」
「介護が必要な両親と住む住宅にリフォームしたい」
このようにご自身の生活やご家族の変化に応じて二世帯住宅を検討中の方はいませんか。
二世帯住宅に対して漠然と疑問を持たれている方も多いですよね。
今回は、二世帯リフォームについて詳しくご説明します。

□二世帯リフォームの間取りプランとは

二世帯住宅の間取りは、親世帯と子世帯の独立具合によって大きく3つに分類されます。
まずは、それぞれの間取りの特徴をご説明します。

1つ目は、完全に同居するタイプの間取りです。
寝室や子供部屋などのプライベートな空間以外の玄関、キッチン、リビング、洗面所などは全て共同で利用するタイプの間取りです。
親子そろって明るく楽しい住宅にしたいとご希望の方には、おすすめの間取りですね。
ただし、共用部分が多いので両者のプライベートな空間を確保しにくいという難点があるでしょう。

2つ目は、完全に分離するタイプの間取りです。
1つ目の同居するタイプの間取りで共用部分だった、玄関やキッチンなどが全て別々になるタイプの間取りです。
1つ屋根の下に2つの住宅があるイメージをすると良いですね。
1階と2階に分けた間取りもこのタイプに分類されます。

親世代と子世代のプライベートな空間が確保されやすく、何かあった時にすぐに助け合えるのが特徴です。
また、リフォームを計画する時も両者の意見が対立するのを防げますね。
ただし、リフォームに費用がかかる点が難点となるでしょう。

3つ目は、一部分同居するタイプの間取りです。
玄関や洗面所など共同でもそれほどプライベートな空間の確保に影響しない場所は、共に利用しリビングやキッチンなど過ごす時間が長い場所だけ別々にするタイプです。
コミュニケーションは取りたいがリビングなどは別々の方がいいと考える方におすすめですね。

□二世帯リフォームのポイントとは

*間取り決めのポイント

まずリビングダイニングを共用にするかどうかを判断する時は、親世代と子世代の生活リズムを考慮するのがポイントです。
子世代が共働きで朝食が早い、夕食の時間が遅いまたは日によってバラバラといった場合は別々にしておくのが良いですね。
また、キッチンを共用にする場合は大人数が一緒に利用できる広さと収納スペースの確保が欠かせないでしょう。
リビングダイニングでは、食事の時間、キッチンの利用人数がポイントです。

次に、お風呂やトイレを共用にするかどうかを判断する時は、光熱費や水道代、入浴時間を考慮するのがポイントです。
確かに、光熱費や水道代を抑えられるのはメリットですが、入浴時間の調整や洗濯物など生活を始めると共用にして不便になる可能性もあるでしょう。
ここは、親世代、子世代で話し合って水回りの生活をイメージして決めるのがポイントです。

最後に、玄関を共用にするかどうかを判断する時は、玄関設置の方法を知ってから判断するのがポイントです。
玄関を別々にする場合、2階部分に玄関を設置する方法や玄関は共用にして勝手口を分ける方法などがあります。
玄関によって間取りが変化するのを念頭に置いておきましょう。

つまり、二世帯リフォームを検討する際は、親世代と子世代の生活スタイルをしっかり考慮し実際に生活を始めた時のイメージを鮮明にしながら考えるのが最も重要ですね。
コミュニケーションをしっかりとって、親世代にも子世代にも住みやすい住宅へのリフォームを目指しましょう。

*二世帯リフォームをより良くするポイント

親、子、孫と3世代そろって生活できるのが二世帯リフォームのポイントです。
別々のタイプの間取りを選んでも、時には一緒に食卓を囲み和気あいあいとできる空間を考えられると良いですね。

また、段差を減らす、手すりをつける、お風呂場の暖房など高齢者でも生活しやすい住宅を心がけるのも重要です。
高齢者にとって快適な住宅は、小さなお子さんや子世代にとっても快適な住宅となるでしょう。

さらに、収納スペースを確保し区別しておくのも重要です。
親世代の着物や子供の遊び道具など収納スペースが混在すると両者にとってストレスになる可能性があります。
誰のものをどこに収納するのか明確にしておくのがおすすめですね。

□二世帯リフォームの相場とは

二世帯リフォームの相場は手軽なもので10万円から大規模なもので3000万円と幅が広いです。
元々二世帯で住んでおり、手すりの設置など高齢者の住みやすい住宅にするのが目的の場合は10万円から50万円ほどです。
間取りに応じてお風呂場、キッチン、玄関などのリフォームをする場合は、リフォームする場所の範囲によって150万円から1000万円ほどになるでしょう。
さらに、居住空間を別々にする、増築するといった大規模な工事では1000万円から3000万円が相場です。
住宅の規模感によって費用が変動するのを念頭に置いておきましょう。

□まとめ

今回は、二世帯リフォームの間取りの特徴から費用相場まで幅広くご説明しました。
二世帯リフォームを検討する時は、親世代と子世代のライフスタイルに合わせてコミュニケーションを取りながら考えるのがとても大切です。
ぜひ、今回の情報を参考に二世帯リフォームを検討してみてはいかがですか。

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