Blog

ブログ

2020年9月25日(金)

  • コラム

無垢材とは?その特徴と種類について紹介します!

無垢材と聞いて詳しく説明できる方はいますか。
「当店は無垢材の家具を取り扱っております。」と説明されても、そもそも無垢材について詳しく知らなければその良し悪しがわかりませんよね。
そこで本記事では、無垢材についてその特徴と具体的な種類について紹介します。

 

□無垢材とは

 

はじめに、無垢材の定義、そして無垢材のメリットとデメリットを紹介します。

 

*無垢材の定義とは

 

無垢材とは言葉通り、「垢がない」製材品のことで、具体的には接着剤を用いずに、製材品として利用される木材のことです。
皆さんは「集成材」という言葉を聞いたことはありますか。
「集成材」とは「無垢材」とよく対比的に使用される言葉なのですが、具体的には薄くした木版を接着剤で張り合わせてブロック状にした木材のことです。
つまり「無垢材」とは、材木から切り抜いたものをそのまま製品として使用している木材のことです。

 

*メリットとデメリットについて

 

次に、無垢材のメリットとデメリットを紹介します。

まずは、無垢材のメリットとして以下の3つが挙げられます。

 

1つ目は、本物の材木であるが故の重厚感や、美しい木目、経年変化などを感じられる点です。
買った時とは少しずつ違った表情をみせる家というのはすごく魅力的ですよね。
家は私たち人間が使用するものでもありますが、一緒に暮らす家族でもあります。
無垢材を使用することで、自分と家がともに時を経ているような感覚を味わえることができるのではないでしょうか。

 

2つ目は、耐久年数が長いという点です。
無垢材は使用用途によって変わりますが、一般的に100年は持つと言われています。
事実として、世界最古の木造建築の法隆寺は築1300年たちますが、未だ健在ですよね。
メンテナンスをすれば長い間使用することができるでしょう。

 

3つ目は、材木としての性能が高いということです。
具体的には、調湿性と断熱性が高く、ダニやカビ、細菌類に強いことが挙げられます。
無垢材は天然の木でできているため、伐採後も呼吸を続けているため、湿度が高くなれば水分を吸収し、低くなれば内部の水分を水蒸気として放散します。
昔の木造家屋が、エアコンなどの機器がなくても湿度の高い夏を過ごせたことも納得できますね。

以上のことから、無垢材は現代的な住宅だけでなく、日本の昔ならではの美しさを持った住宅にも最適でしょう。

 

次に、無垢材のデメリットとして以下の3つが挙げられます。

 

1つ目は、材木が膨張と縮小してしまうという点です。
無垢材のメリットとして調湿性を挙げましたが、無垢材は水分を吸収するため、水分量によって膨張と縮小を繰り返します。
そのため、極度の高湿地域や、乾燥地域での使用は、木材がゆがんでしまったり、割れてしまったりなど、変形してしまう恐れがあるのでおすすめできません。

 

2つ目は、高価であるという点です。
無垢材は原木からそのまま切り取ったものを使用するため、集成材のような端材も使用できる材木に比べ使用できる量が限られてしまい、結果として材料費が高くなってしまう傾向があります。
しかし、無垢材にもたくさん種類があり、集成材にもたくさん種類があるので、一概に無垢材だから高いとは言えないので注意してください。

 

3つ目は、シロアリの影響を受ける可能性が他の材木に比べて高いということです。
フローリングなどで無垢材を使用する場合は、直接影響を受けることはありませんが、床下などの建物本体がシロアリに侵食されると無垢材フローリングにも影響を及ぼすことがあります。
特に湿度が高くなる梅雨の時期は注意が必要です。

 

□種類について

 

次に、無垢材には具体的にどんな種類があるのか紹介します。
本記事では特に人気の高い3種類を紹介します。

 

まず1つ目は、スギ(杉)です。
この無垢材は知っている方も多いのではないでしょうか。
スギは軽くて柔らかく、肌触りが良いのが特徴で、加工がしやすいため、さまざまな場所に使用されています。

 

2つ目は、ヒノキ(檜)です。
ヒノキは最高級材に位置づけられる無垢材で、殺菌作用があり湿気に強く、リラックス効果があるのが特徴です。
皆さんも、神社やお風呂に用いられているという印象があるのではないでしょうか。

 

3つ目は、ナラ(オーク)です。
ナラは表面に特有の虎斑があり、はっきりとした美しい木目による重厚感が最大の特徴です。
住宅では、フローリングや羽目板などに使われており、その仕上がりは世界の中でも最高級です。
ワンランク上の住宅を設計しようと検討されている方にはぴったりの無垢材といえるでしょう。

 

□まとめ

 

本記事では、無垢材の特徴と、その種類について紹介しました。
本記事が無垢材についての理解の力添えになれば幸いです。
当社では本記事以外にも、無垢材に関する記事などを掲載しておりますので、興味がある方はぜひご覧ください。



ブログ一覧