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2019年8月24日(土)

  • コラム

注文住宅だからこそできる!高齢者のためのバリアフリーな家づくりとは?

注文住宅とは、お客様と業者が住居を建設する前に念入りに計画をして、どのような部屋にしたいのかを注文してから作り始めることを指します。
住宅は、長い期間かけて世代を超えて暮らしていくことが考えられます。
今は必要なくてもいずれ年齢を重ねるため、バリアフリーの家づくりを推奨します。
今回は、バリアフリーをキーワードに注文住宅の手続きを進めるコツをご紹介します。
どういった場所でバリアフリーが必要になるのか考えていきましょう。

 

□洗面台

まず、洗面台の高さに気をつけましょう。
普通の方でしたら使いやすい高さでも、車いすを使用している方や腰が曲がって立っていられない方のことを考える必要があります。
座った状態でも利用できる高さの台が理想的です。
多くの人や状況を考慮するならば、高さの異なる2種類の洗面台を備えるのも良いかもしれません。
また、低い高さの洗面台の前に椅子を設置するというアイデアも良いでしょう。

 

□リビング

家族みんなが集まる団らんの空間では段差がないようにしましょう。
通路に関しても同じことが言えます。
ダイニングテーブルは子どもからお年寄りまで幅広く使える工夫をする必要があります。
高さの調節ができるテーブル、座らなくても机を囲めるような小上がりの畳といった対策はご家族の状況に合わせるのが良いです。

 

□廊下

介護の方がお世話をしやすい環境を想定した場合、廊下の広さは2人が横並びで歩ける間隔を取っておいたほうが良いでしょう。
車いすが通る間隔を意識するのも対策です。
将来的に手すりをつけたい場合は、壁に手すり用に使う下地を入れてもらうように業者にお願いするべきです。
廊下は、バリアフリーが必要になってから変更することが難しいとされています。
そのため、あらかじめ計画を立て、注文しましょう。

 

□浴室

浴室は転倒したり溺れたりするおそれがあるので、お年寄りにとって危険な場所です。
介護の方も一緒に入れるスペースが必要です。
転倒を防ぐには、滑り止めや手すりを設置すると良いでしょう。
床の素材自体を滑りにくいものにすることも対策として挙げられます。
空間に余裕がある場合は、車いすのまま浴室に入れるくらい、入り口の幅を取ることを推奨します。

 

□まとめ

注文住宅だからこそできるバリアフリーの住宅を設計するためのポイントをご説明しました。
意外と気づかない箇所の対策を重点的に書かせていただきました。
いずれは必要になるお部屋の設備として、今後快適に暮らせるようなバリアフリーの住宅を実現させましょう。

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