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2019年2月21日(木)

  • コラム

リフォームでの優先順位の決め方、選ぶ軸には何がある?

リフォームと一口に言っても、そのきっかけとなることは様々です。
もちろん「老朽化」という人も居れば「家族人数が変化したから」「どうしても不便な部分が出て来たから」など、そのきっかけとなる理由は人それぞれで大きく違うものです。
さて、そんな住宅のリフォームですが、最低限何に気を付けるか、その優先順位の決め方について考えて見たいと思います。
 
第一に考えたいのは「間取り」です。リフォーム以前の間取りと見比べた時に、家族個人ごとのスペースがどの程度配分されているかをよく見て、何に使っているかを考えてください。
部屋に居ることが多い家族が居る場合は、特に「今の個人スペースが変化する」ことだけでもストレスになることがありますし、それが前に使っていたスペースよりも狭くなっているとなおのことです。
「家族の団欒を大切にしたいから」という理由があったとしても、安易に個人の部屋を狭くして、リビングを広げるのは、逆に家に居ることが今までより窮屈に感じることもあり、逆効果になってしまうことがあります。
また、数人の家族がそれぞれに部屋や自分のスペースを持っているなら、「誰かが広くなったのに自分は狭くなった」などということも、後に家族内でのわだかまりに発展する可能性があります。
個人ごとのスペースをちゃんと考えた「間取り」は最優先に考えたい項目です。
 
次に考えたいのは、「収納スペースと使いやすさ」です。
前述したとおり、家族各々にとって家は自分の自由なスペースであり、極力ストレスは感じたくないものです。
自由な空間を広げるためには、より効率的な収納スペースを確保して「出し入れがしやすい」ということよりも「使わない物を動かさずに保管しやすい」「よく使う物は動かしやすい」など、単純なスペースを広げるのではなく、使っていないスペースに使う時期や場面が限られる物を効率的に収納することを考えて決めていくと、必然的に自由になるスペースが広がっていくことに成ります。
それと同時に「便利に収納が出来るから」と部屋を計画する時に、四角い部屋なら四隅すべてが何かしらの家具で埋められている状態は避けた方が良いです。
これは「四隅すべてが何か埋まった部屋」というのは、空間的に圧迫感を強めてしまい、間取りの上では広さが確保されても、狭さを感じてしまうからです。
収納を考える際には、この点にも注意してリフォームを行うことをお勧めします。
 
最後に成りましたが、リフォームにおいては元の形があった上に改装を行いますので、何よりも前よりも「便利になった」「過ごしやすくなった」と思えることを重視するのが失敗しないコツになります。

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