Blog

ブログ

2018年7月25日(水)

  • コラム

注文住宅を建てる際に気になる費用、おおよその目安は?

住宅を建てる際には定価というものは存在しません。
従ってその費用は家族構成や必要とする土地の広さ、あるいは住宅の床面積、資金の大きさや仕様によっても変わって来ます。
さらにそれを建てる地域によっては地価の水準や狭小敷地に建てたり、都市計画法、建築基準法、条例などの制限を受けることもあります。
 
注文住宅の建設費用も都心部と地方では物価水準や建材価格、人件費にも違いがあるためにかかって来る費用にも差が出て来ますし、建売住宅と比較した場合には、同じ材料を一度に大量に仕入れたり、同時並行的に工事が進められるという点では安上がりになる傾向が見られます。
 
依頼するにも地元の工務店にする方法や全国展開しているハウスメーカー、あるいはデザインに拘りを持っている場合は建築設計事務所にデザインと施工時の建築設計監理を任せる方法もとれ、内容によっても予算が変わって来ます。
 
全国展開しているハウスメーカーは住宅展示場に出展したり宣伝広告費が使われ、独自の施工方法がとられ営業員も多く抱えていてその建設坪単価の目安は50万円台から80万円台とされ、高目と言われています。
 
地元の工務店とか建築設計事務所も最近は自由設計という予算に合わせた設計や施工方法がとられるようになって来ていて、坪単価にとらわれることなく建てることが可能になって来ていますので、大枠1千万円台や2千万円台とか設定してそれに従って設計施工することも出来るようになっています。

従って予算オーバーする可能性が大きい場合はプランや屋根型を単純にしたり、間仕切りの総壁長さを短くする、建具や電気設備を少なくする、あるいは将来の未確定の部分はその時が来たら対応できるように準備だけ行っておくという方法がとられることもあります。
 
住宅部分の工事が終わればそれで完了というわけでなく、本体工事7割で内装や電気工事、システムキッチンの内容によっても予算が変わってきますし、外構や庭などの附帯工事費も2割程かかり、地盤調査や改良工事、その他手続や保険、登記などの諸費用も1割程見ておく必要があります。
 
ある統計資料によると土地がある場合は首都圏では3500万円、東海圏で3300万円、近畿圏は3200万円、その他の地域では3000万円かかるとされ全国平均で見た場合3200万円というおおよその額が見られます。
 
土地がない場合は首都圏では4600万円、近畿圏で4000万円、東海圏4000万円、その他3500万円、全国平均で見ると3900万円となっていて地域によって土地の購入費用が大きく変わって来ることが分かります。


ブログ一覧