家で過ごす時間が長くなったことで人気が出た、アウトドアリビング。
家に居ながら、外で過ごしているかのような時間を楽しむことができます。
そこで今回は、アウトドアリビングとは何なのかと、メリット・デメリットをまとめてご紹介します。
これからの家づくりの参考になれば幸いです。

□アウトドアリビングとは

アウトドアリビングとは、リビングの延長上にウッドデッキやテラスなどの家具を置き、外空間を身近に楽しめる空間のこと。
家の中のリビングとは別に、もう一つ家族の集まる場所ができるということで、さらに豊かな生活空間が生まれます。
外にあることで、家の中にあるリビングとは違った活用ができ、家族で手軽にレジャー気分を味わえることも近年の人気のひとつ。
加えて、子どもやペットの遊び場としても使いやすく、その他に趣味としてのガーデニングやバーベキューなど使い方次第で様々なアクティビティを楽しめる空間です。

雨に濡れることを前提とし、屋外で使うことができるテーブルや椅子、ソファを配置することで、リビングにいるようなリラックス空間を再現できます。
では、アウトドアリビングのポイントを見ていきましょう。

まず、リビングとバルコニーをつなげましょう。
室内とバルコニーやテラスを繋げることにより部屋が一段と広くなったように感じられる効果が得られます。
ポイントとしては、外と中の出入り口にある床の段差を無くしたり、窓を大きくする工夫をしたりすることが挙げられます。
全体が開放的になり、使い勝手がよくなるでしょう。

次に、ウッドデッキを敷きましょう。
ウッドデッキを敷くことで外に出やすくなり、リビングと屋外の距離感はさらに近づきます。活用方法の選択肢も増え、様々な使い方ができるでしょう。

さらに、水洗いができるのもウッドデッキの利点なので、バーベキューをしたり、遊び盛りの子どもが裸足で走り回ったりする使用環境でも、清潔さを保ちやすいと言えます。

□アウトドアリビングのメリットとデメリットとは

せっかく設けるなら、メリットとデメリットも理解した上で検討しましょう。
では、まずメリットから解説します。

1．リビングが広々
アウトドアリビングにより開放感が生まれ、広々と感じるでしょう。
これは、屋内のリビングの延長線上にアウトドアリビングがあるためです。
まるで、部屋がふたつ繋がっているようで、開放感のある空間を演出できます。
先ほども申した通り、大きな掃き出し窓を設置したり、床の段差をなくしたりすれば、さらに一体感が生まれ広く感じられます。

2．アクティビティになる
BBQをしたり、ちょっとしたDIYやガーデニングしたり、アウトドアを楽しめます。
忙しくて外出する時間がなくても、思いついたときに気軽にアウトドアを楽しめる家なら、家族と楽しく過ごすための選択肢も広がるでしょう。
屋外リビングは、アウトドアが大好きなご家族にはぴったりの空間になるでしょう。

3．遊び場
アウトドアリビングは、子どもやペットの遊び場としても利用できます。
屋内からでも子どもやペットの様子を見守ることができ、完全プライベートスペースのため安心して外で遊ばせることもできます。

では、続いてデメリットについて見ていきましょう。

1．メンテナンス
アウトドアリビングの屋外スペースに椅子やテーブルを置くケースが考えられます。
外に出しっぱなしになるので、どうしてもサビや劣化が早くなってしまいやすいです。
ウッドデッキ部分は、樹脂製を採用することで腐食を防げますが、半年に数回程度は掃除をした方が綺麗に保つことができます。

2．虫
意外と気になる虫の存在。
特に夏の季節の蚊が、頭を悩ませる声をよく聞きます。

アウトドアリビングは、完全に外の空間なので、自然が身近であり、虫がいるのも当然です。
食事をしたり、お茶を飲んだりする際に、虫が飛んでくるもの仕方がありません。
虫が飛ぶのも、自然なので当然と、考えるのが良いですが、極端な虫嫌いの方であれば、アウトドアリビングを設置しても後悔するだけかもしれません。

□アウトドアリビングの間取りポイントとは

まずは目的を決めましょう。
用途が広いアウトドアリビングですが、過ごし方を決めないと結局使わなくなって後悔するケースがあります。
費用をかけたのに、使わなかったらもったいないため、最初に用途をはっきり決めた上で、必要な広さや設備を考え、快適なアウトドアリビングにしましょう。

次に動線の意識です。
アウトドアリビングの使用目的が決まったら、使いやすい動線を考えましょう。
よくある失敗としては、動線が悪く使いにくいケースがあります。
過ごし方に合わせてスムーズな動線を作り、快適かつ便利に使えるアウトドアリビングに仕上げましょう。

□まとめ

キャンプやアウトドア好きの方におすすめしたいアウトドアリビングについて解説しました。
アウトドアリビングの間取りは、屋上や庭、バルコニーなど様々なパターンがあります。
ご自身のライフスタイルや叶えたい暮らし方に合わせて、最適な設計を選ぶことが大切です。
何かお困りのことがあればお気軽にご相談ください。