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2023年9月10日(日)

  • コラム

玄関に土間を作る良さとは?メリットやデメリットもご紹介します!

注文住宅を考える時、どのようなポイントを重視しますか。
デザインや部屋数なども重要ですが、やはり日々の暮らしを便利にできることが大切ですよね。

そんな方におすすめなのが「土間」です。
今回は土間についてとメリットとデメリットについて解説します。
これからマイホームを建てる方は、ぜひ参考にしてください。

□玄関と土間の違いとは

玄関は、「建物の主要な出入口、また出入口に設けられた空間」のこと。
土間は、「家の内にあって床板を敷かずに地面のままか三和土(たたき)にした空間」のこと。
現代の家に例えるならば、玄関に近い空間だと言え、コンクリートやタイルなどで仕上げられることが多いです。

土間は外から家の中に入ってそのまま土足で歩ける空間になっています。
古くから日本家屋では広い土間が設けられ、かまどがある調理の場、農具を手入れする場、商売をする場、近隣者とのコミュニケーションの場など多様な使われ方をしてきました。
戦後以降の都市化に伴う住宅変化で、玄関の土間は小さくなり、靴を脱いで家に上がる場としての機能があればいいという、脇役的な存在へと変化しました。

しかしながら、近年、土間のある広い玄関が家の顔として再び注目を浴びています。
広い土間のある玄関は見栄えがよく、素材によって家族の好みに合った雰囲気を演出することができます。
ぜひ、土間空間をご自宅に作ってみませんか。

□土間のメリットやデメリットとは

現代の土間の特徴は、固定概念を覆す、とても自由で伸びやかな空間です。
もしも、使い道が固定されていないスペースを手に入れたとしたら、その空間をどう有効活用してみたいですか。
面積を広くとっておしゃれな空間を演出する場所や便利な収納スペースとして、土間の役割は注目を浴びています。

つまり、自由な空間、それが現代の土間です。
ここでは、土間のメリット・デメリットについて紹介します。

まずはメリットです。

1.夏場に涼しい
土間の表面や下地に使われるコンクリート・モルタル・タイルは、触るとひんやりとしています。
したがって、夏場に涼しく感じられるというメリットがあります。

自然な涼しさになるため、エアコンの使用を控えることにもつながり、電気代の節約が期待できます。
土間は、近年の猛暑日に小さな子どもの遊び場としても最適な空間です。

2.子どもたちやペットの遊び場
広い土間は、まるで室内にあるもうひとつの庭。
天候を気にせずに、のびのびと遊べます。
目が届く場所なので、防犯対策もばっちりです。

3.趣味の作業スペース
ガーデニングやDIY、バイクや自転車をいじるのが好きという方も、土間なら汚れを気にせず、そして天候にも左右されずに作業ができます。
趣味を思いっきり楽しめる空間です。

4.コミュニケーション空間
土間を広く設けテーブルやチェアを置けば、友人を招いてお茶をしたりホームパーティーを楽しんだりできる空間になります。
外と中を結ぶ空間のため、外の景色を楽しみながら、家の中にいるのにまるでカフェのような非日常を味わえるでしょう。
加えて、土足のまま入れる土間は、リビングで靴を脱いで上がらなければならない場所に比べて、気楽で立ち寄りやすい空間となります。

続いてデメリットです。

1.寒さ
先ほどはメリットとして夏場に涼しくなると言いましたが、寒さが厳しい冬場は寒いのがデメリットになってしまいます。
土間は三和土、コンクリート、タイル、石で仕上げることが多いので、冬場は底冷えしてしまいます。
玄関やガレージにつながる場所としての土間であれば冷えてもあまり気になりませんが、キッチンやリビングにつながる土間であると底冷えは歓迎できませんね。

2.湿気
土間では、屋外から入ってくる冷たい空気と室内からの暖かい空気が出会うため、結露が生じやすく、湿気が溜まりやすい場所です。
また、雨の日や雪の日に濡れたものを土間に置いておくと、湿気が生じることがあります。
対策として、壁材に湿気を吸いやすい珪藻土を使ったり、換気扇や除湿器を設置して湿気がこもらないようにする方法があります。

□玄関土間にこだわるポイントとは

また、近年は玄関土間に注目があります。
土間空間は、収納や趣味、ちょっとした作業スペースにも役立つ機能的な場所です。
内と外をつなぐ中間エリアとして、フレキシブルに仕上げることで屋内・屋外の魅力を備えたおしゃれな空間がつくれます。
そこで、ここでは玄関土間のこだわりポイントについて解説します。

まずは素材にこだわりましょう。
素材にこだわるだけで、おしゃれさが一気に増し、利便性も向上するため、妥協せずに選択することをおすすめします。

続いて、照明の活用です。
玄関は家の中でも暗くなりがちな場所ですが、照明を活用すれば一気にオシャレな空間になります。

玄関が明るいと家の印象も明るくなるため、LEDや彩度が高い電球、温かみのある暖色系の電球がおすすめです。

□まとめ

土間とは、住宅の中でありながら床板を張らず、土足での活動を可能としているスペースのこと。
多くのメリットがありますが、反対にデメリットもいくつかあります。
家をつくる前に、床材の種類や汚れ対策、間取りの工夫など、いくつかのポイントを知っておくと、理想にぴったりの土間が実現しやすくなります。

当社は「人が人のためにつくる、アイデアと想像力の家づくり」をテーマにシンプルだけど「あなたの建てたい家」を提案します。
お気軽にご相談ください。

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