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2023年8月10日(木)

  • コラム

家事室を検討中の方!間取りポイントを解説

「家事室」があると、家事が捗りそうと設置を検討される方も多いと思います。
しかし、家事室を「使える部屋」にするためには、家事室で何をするか、家事をするための動線が適切かをよく検討する必要があります。
使い道が定まらないと、ただの物置になってしまう可能性も考えられます。
今回は家事室とは何なのか、メリットとデメリットと合わせて解説します。

□家事室とは?その活用法について

家事室とは、名前の通り、家事を効率的に行うための部屋です。
洗濯機、洗濯物干しスペース、アイロンがけスペース、収納スペースを設置して、洗濯に関わる家事を集約するケースが多いですが、それだけとは限りません。
収納スペースや作業スペースとしても活用できる、家族が快適に暮らすための多機能スペースの部屋です。

家事室は、別名ユーティリティスペースとも呼ばれているほど、使い勝手が豊富だとされています。
専用の個室をつくるほか、リビングやキッチンの一角にスペースを設けるタイプもあり、各家庭によって様々です。

続いて、家事室での活用法を紹介します。

1.ランドリースペース

この方法は、本来の使い方となっています。
家事の中でも、洗濯は時間がかかる作業で、なるべく負担を減らしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
家事室をランドリースペースとして活用することで、洗濯物を洗うことから畳むこと、もしくは収納まで、一室で完結できます。

また、雨の日や花粉が飛ぶ日でも家事室さえあれば完璧です。
生乾きの匂いや花粉がついた服を着ずに済むため、家事室があることによって、洗濯の工程の大変さが軽減されます。
ランドリースペースとして活用することにより、何も気にすることなく洗濯物を干せるのは大きな魅力です。

2.作業スペース

ちょっとした作業スペースとして、家事室を活用する方もいらっしゃいます。
自宅に作業スペースがないなら、家事室を使いましょう。
ご自宅の一角に、家事室を設けることで、家計簿やパソコン、趣味に集中できます。
最近はリモートワークが増加しているため、仕事での空間でも用いることができる便利なスペースです。

3 .クローゼット

従来の各部屋に設置されたクローゼットとは異なり、家族の衣服を一箇所にまとめることで、片付けの負担を軽減できます。
プランを決める時に脱衣室・ランドリールーム・ファミリークローゼットをセットで考えると、効率的な間取りになるでしょう。

また、床面積に制限がある場合も、ファミリークローゼットの機能を取り入れることで、各室の収納をコンパクトにできます。
洋服を各々の部屋に運ぶ手間が減り、ファミリークローゼットがある分、各部屋の収納が少なくてすむようになるのは嬉しいポイントです。

□家事室の間取りポイントとは

家事室の間取りで、最初に考えたいのが「何をする場所か」ということ。
広さはランドリールームタイプなら3畳から4.5畳ほどが使いやすくおすすめ。
仕切りのない家事スペースなら1畳や2畳からでも作れるため、他のスペースを圧迫しにくい利点もあります。

広さに加えて、家事室に設置する作業台や机、カウンター・収納棚なども、イメージした上で決めましょう。
家電を使うこともあるのでコンセントの位置や数も検討しておきたいポイントです。

おすすめな間取りとしては、キッチンと家事室を一体化させた間取りが挙げられます。
料理は下ごしらえから調理、後片付けまで意外と工程が多い作業ですよね。
その分キッチンで過ごす時間も長くなりがちなので、家事室がすぐ近くにあると料理の合間の時間を有効活用できます。

□家事室のメリットとデメリットとは

*メリット

1つ目は、家事負担が軽減されることです。
家事室のメリットは、先ほどからお伝えしているように「家事負担を軽減できること」です。効率的な家事動線を作ることで、時間や移動の無駄をなくせます。

2つ目は、すき間時間の活用です。
キッチン脇に家事スペースがあれば、料理の合間に買い物の領収書をまとめたり、届いた郵便物をチェックできます。
家事室があることですき間時間を有効活用できます。

3つ目は、収納としても使える点です。
収納棚をつくると畳んだ洗濯物を棚にすぐしまえたり、キッチンと隣接していればパントリーとしても使ったりもできます。

*デメリット

1つ目は、費用がかかること。
単純に部屋が1つ増えるため、延床面積が増えてコストも高くなってしまいます。
そういう点ではご予算との相談となってくるでしょう。

2つ目は、実際に使わないケースもあることです。
家事室を作った人の中には実際にはあまり使ってないといった意見もあります。
自分たちの生活に必要かどうかで判断することも大切です。

□まとめ

家事室に必要な広さや、利用しやすい間取りについて紹介してきました。
家事室とは主に洗濯を中心とした、家事をおこなうためのスペースです。
家事以外にも、趣味を楽しんだり、1人でくつろいだりと多目的に利用できます。
家事室の利用目的を明確にして、利用しやすいスペースに整えていきましょう。

 

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