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2023年7月10日(月)

  • コラム

一戸建てを検討中の方へ!日当たり方角ごとのメリットやデメリットを解説

新築一戸建てを計画する際には、日当たりの良い方角の土地を検討する方も多いのではないでしょうか。
日当たりの良い方角というのは、一般的に南と言われています。
ただ、南向きの土地にも、メリットだけでなくデメリットも存在しています。
今回は一戸建ての日当たり方角ごとのメリットやデメリットを解説します。

□一戸建ての日当たり方角ごとのメリットやデメリットとは

家選びをする際、日当たりは重要であるため、注目している人も多いのではないでしょうか。
日当たりを左右するのが家の方角ですが、住む場所や住む人の生活スタイルによってベストな方角は異なるため、どれが良いと伝えることはできません。

家の向きとは、大きな窓やベランダなど住宅の最大開口部が面する方向のことを指しますが、方角が持つ特徴は、周辺の様子や生活スタイルなどによって変わります。
風水の関係によりどの方角が良いと言い伝えられていることはありますが、あくまでも自分たちに合った日当たりの方角を探すことをおすすめします。

日本では多くの人が南向きの家が良いという印象を持っていますが、必ず日当たりが良いとは限りません。
例えば、家の南側が道路に接していて外から丸見えになりやすい場合は、カーテンを長時間閉めることになるので、日当たりが悪くなるでしょう。

*東向き

東向きの部屋は朝方から日中にかけて日当たりがよく、午後は日当たりが比較的悪くなります。
そのため、午前中は暖かく、午後から夕方にかけては涼しくなる傾向にあります。

窓から朝日が入るので、気持ちよく目覚めることができます。
また、午前中の日差しで部屋が暖まり、洗濯物がよく乾きやすいので、午前中はよく家にいて活動するという人に向いている家になるでしょう。

ただし、朝日が差し込むことで朝から暑くなりやすいため、断熱や遮熱性能を兼ね備えたガラスを選ぶようにしましょう。

*西向き

西向きの部屋には西日が入ってくるので、夕方以降も暖かい室内で過ごすことができます。
洗濯物も夕方によく乾くので、夕方以降に家で過ごすことが多い人に向いています。

西日のまぶしさは、午後留守にすることが多い家庭であればそれほど気にならないでしょう。
また、遮光カーテンやすだれを用いて西日を遮ることで、室内を涼しく保ちやすくなるでしょう。

*北向き

日当たりが悪く、避けられることもある北向きの家ですが、実は複数のメリットがあります。

直射日光が入りにくいため、室温が上がりにくく、夏は涼しい室内を保てます。
北向きの部屋は直射日光が入りにくく、気温も上がりにくいのが一番のメリットでしょう。

北向きのデメリットとしては、室温が上がりにくいため冬は寒く、部屋が暗くなりやすい傾向にあることです。
昼間でも日差しが入りにくいため、照明を点けている時間も長くなるでしょう。

*南向き

南向きの部屋は季節を問わず、太陽が当たる時間が最も長い場所です。
冬もポカポカと暖かくすごせるので、リビングは南向きにつくられることが多いでしょう。
洗濯物も乾きやすいので、バルコニーや物干し部屋も南向きが最適です。
注意点として、壁紙や家具が日焼けをしてしまう可能性があります。

□日当たりを十分に確保する方法とは

日当たりが悪い部屋も、工夫することで陽の光をとりいれて明るい環境にできます。
健康的に暮らしていくために、次に述べる工夫を参考にしてみましょう。

1. ベランダや庭の工夫
ベランダや庭に、白い砂利を敷くと、反射した光が部屋の中まで光を届けてくれます。
費用をかけずに自分で手軽にできる方法なので、日の当たり方に満足していない方は試してみる価値はあるでしょう。
白い石を敷くとベランダや庭が広く見えるのも魅力的です。

2.天窓をつける
屋根に天窓をつけると、採光効率が上がり、時間帯の日の当たり方の影響を受けずに比較的1日中明るくできます。
また、換気ができると通気性も確保できます。

3.インテリアに暖色系をとりいれる
壁紙や床に、アイボリーやベージュなどの彩度の高い白っぽい色をとりいれましょう。
温かみのある木目調の家具にファーのラグやオレンジ色のクッションをインテリアに組み合わせると、空間が明るく温かく感じられます。
反対に暑さが気になる夏は、寒色系にアレンジすると涼しげな印象を与えるでしょう。

□日当たりが良いメリットとは

主に以下の5つが挙げられます。

・体内リズムが整いやすい
・部屋全体が明るくなる
・冬場でも比較的暖かい
・洗濯物がよく乾く
・湿気がこもりにくくなる

日当たりが良いと、健康上良いだけではなく、住みやすさもアップするため、家づくりを検討中の方はこだわりを持って間取りを決めてみてはいかがですか。

□まとめ

確かに南向きにすれば他の方角と比べてもたくさんの日光を取り入れられます。
しかし、生活のスタイルによっては、それほどの光は必要ないという場合もあり、直射日光は嫌いという方もいらっしゃいます。
大切なのは、家でどのような生活を送りたいか、どの時間帯にどこで過ごしたいかということをしっかりとシミュレーションすることです。

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