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2023年6月24日(土)

  • コラム

エコカラットって?メリットやデメリットを解説します!

家づくりのパンフレットやSNSなどで、エコカラットという文字を見たことはありませんか。
エコカラットの名前から何を意味しているのか想像できる方は少ないかもしれませんが、実はエコカラットは壁材の一種です。
今回は、エコカラットの魅力や採用する際の注意点などをご紹介します。

□エコカラットって何?

エコカラットとは壁材の一種で、「多孔質セラミックス」という小さな穴がたくさん開いている原料をタイル状に焼いて使用されます。

エコカラットが話題になっている理由は、エコカラットが持つ高い性能にあります。
特に特徴的な性能が、調湿性の高さです。
壁材が調湿すると言われてもあまりよく分からないかもしれませんが、エコカラットが持つたくさんの穴が、部屋の湿度を調節してくれます。

詳しく下記で紹介しますが、その性能の高さが評価され、日本では急激に普及率が伸びています。
またエコカラットは持っている能力を半永久的に持続させられるので、電気などのエネルギーを使わずに長く効果を実感できるコスパの良さも魅力と言われています。

□エコカラットのメリットとデメリットとは?

エコカラットを採用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
また、導入した後に後悔しないようにメリットと一緒にデメリットについても見ていきましょう。

*エコカラットのメリット

1.高い調湿機能を持つ

先述の通り、エコカラットには高い調湿機能が備わっています。
無数に存在する小さな穴から、湿度が高い時には吸湿、湿度が低い時には放湿することで室内の湿度を一定に保ってくれるので、カビや結露の発生を抑えられるのです。

カビや結露はアレルギーをはじめとする体調不良の原因になるので、壁材がカビや結露を防いでくれるのはとても嬉しいポイントです。

2.臭いも吸収する

トイレやキッチンなど、臭いが目立ってしまう場所はどの家にも存在します。
エコカラットは臭いを吸収して消臭してくれるので、家の中の臭いにお悩みの方には非常におすすめできます。

3.有害物質を低減する

最近、家や家具の素材に含まれる化学物質で体調不良に陥るハウスシック症候群が話題になっていますが、その予防策としてもエコカラットの採用が有効です。
エコカラットは化学物質を含んでいないのでエコカラットそのものがハウスシック症候群の原因になることはありませんし、エコカラットには化学物質を低減する効果もあるので、ハウスシック症候群が不安な方にとって心強い味方になります。

4.デザイン性が高い

デザインの種類の豊富さも、エコカラットが人気になっている理由の1つです。
シンプルなデザインから高級感のあるタイル調まで幅広いデザインがあり、エコカラットを壁材に採用することで空間にアクセントが生まれます。

*エコカラットのデメリット

1.価格が高い

エコカラットはいわゆる高級壁材であり、一般的に流通している壁紙の5~20倍の値段が見込まれます。
性能によってエコカラットの中でも値段に幅がありますが、値段が採用のネックになることは多々あるようです。

壁の一部にデザインとして採用するなど、工夫することでうまく調節できるかもしれません。

2.衝撃に弱い

他の壁材に比べて脆いのも、エコカラットのデメリットです。
物にぶつかって強い衝撃が加わるとすぐに欠けたりひび割れたりしてしまうので、注意して扱わなければいけません。

ただし、もし欠けてしまってもコーキング材で補修できる可能性があります。
エコカラットが欠けてしまった方は、壁材の補修を得意とする会社に相談してみましょう。

3.壁に穴を開けられない

エコカラットは強度が低いので、壁に穴を開けて額を飾るようなことはできません。
エコカラット自体のデザインは華やかですが、何かを飾り付けるために壁に穴を開けるのは避けてください。

□エコカラットのお手入れ方法

いくら調湿性が高いと言っても、定期的にお手入れしなければ劣化スピードも速まります。
エコカラットを採用する場合は、お手入れの方法も一緒に覚えておいてください。

*定期的に換気する

調湿性が高くても、まったく換気していないとカビが生えてしまいます。
晴れた日はできるだけ換気することで、カビの発生を防げます。

*定期的に濡れた布で拭く

エコカラットに汚れが付いてしまった場合は、塗れた布やタオル、綿棒などで拭いて除去するのが一般的です。
エコカラットは耐水性に優れており、塗れ雑巾で拭くことで劣化を促進することはないのでご安心ください。

逆に油性の汚れは落ちにくい特性があるので、クレヨンや絵の具を使うお子様がいるご家庭では注意が必要です。

□まとめ

最近話題のエコカラット、その魅力は調湿性の高さからデザインの豊富さまでさまざまです。
価格が高い、強度が低いなどのデメリットもありますが、半永久的に使えるので長い目で見ると非常にコスパの良い壁材と言えるでしょう。
壁材にお悩みの方は、ぜひ一度採用をご検討ください。

注文住宅をご検討中の方は、ぜひお気軽に当社までお問い合わせください。

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