Blog

ブログ

2023年6月17日(土)

  • コラム

片引き窓検討中の方必見!メリットについて解説

住宅において、空気の出入りが最も多い箇所はどこかご存知でしょうか。
イメージしやすい答えかもしれませんが、その答えは「窓」です。
そのため、窓の選び方が、住宅内での湿度や温度などに大きく影響します。
そこで、今回は窓の種類と、その中でも「片引き窓」を利用するメリットについて解説します。

□窓にはどんな種類があるのか

そもそも窓にはどれくらいの種類があるのでしょうか。
ここでは、5つの窓についてご紹介します。

1つ目は、引き違い窓です。
こちらの窓は、左右に二枚の窓ガラスを開閉するタイプの窓を指します。
前後に動かすのではなくて、左右に動かすことで開閉できることから、省スペースであるという特徴があります。
また、開ける幅も簡単に調整できるため、換気しやすい住宅に住みたい方は、引き違い窓の使用を検討してみてはいかがでしょうか。

2つ目は、すべり出し窓です。
こちらの窓は、室外に開けるタイプの窓を指します。
すべり出し窓の中でも、横すべり出し窓と縦すべり出し窓の2種類があり、それぞれ開き方が違うため、場所に合わせて使い分けることが大切です。
換気性や気密性の高さが特徴的な窓であるため、それらの機能性にこだわりがある方は、すべり出し窓の使用がおすすめです。

3つ目は、上げ下げ窓です。
こちらの窓は、上下に二枚の窓ガラスを開閉するタイプの窓を指します。
左右に開閉する引き違い窓に対して、上げ下げ窓は上下に開閉します。
そのため、特徴としては、引き違い窓とそこまで大きな違いはありません。
ただ、上げ下げ窓の中でも、片面のみ動くものや上と下の窓が連動して動くものなどがあり、それらを使用することで、防犯性は高められるでしょう。

4つ目は、両開き窓です。
こちらの窓は、その名の通りで、両側に開閉するタイプの窓を指します。
両開き窓を設置することで、部屋の開放感は一気に上がり、室内には燦燦と太陽光が降り注ぐような日々を送れるでしょう。

5つ目は、片引き窓です。
こちらの窓は、片側の窓のみを開閉するタイプの窓を指します。
片引き窓の詳しい内容については、以下の章でご紹介します。

□片引き窓とは

上記では、人気のある窓のタイプについてご紹介してきましたが、ここでは「片引き窓」に着目したいと思います。

さて、片引き窓とは、片側に開閉するタイプの窓を指します。
片引き窓の中でも、壁に沿って開けるタイプのものと、壁の中に引きこんで開ける引込み窓の2種類があります。

片引き窓の特徴をより詳細にお伝えするために、引き違い窓との比較をしましょう。
引き違い窓には、開口部の半分程度しか開かないという特徴があります。
一方で、片引き窓では、開口部全体を開けられるという特徴があります。
そのため、気密性を保持しながら、開放感も演出できることが特徴的です。

□片引き窓のメリットとは

片引き窓のメリットを以下で2つご紹介します。

*気密性の高さ

片引き窓を設置するメリットは、気密性が高まることです。
最初にご紹介した引き違い窓には、開閉部分を自由に調整できるという利点がありましたが、気密性が下がってしまうという欠点があります。
一方で、開閉する箇所が一方の窓のみである片引き窓には、気密性が高くなりやすいという特徴があります。

中には、「気密性が高いことがそこまで良いことなのだろうか」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
実は、気密性が高いことで、得られるメリットは非常に多くあります。

例えば、気密性が高まることで、ヒートショックのリスクを軽減できます。
ヒートショックとは、急激な温度の変化が原因で意識を失ったり、心筋梗塞を起こしたりする症状を指します。
ヒートショックは、住宅内の部屋と部屋における温度差が大きい場合に起きやすい傾向にあります。
そのため、ヒートショックを防ぐためには「いかに住宅内の室温を均一に保てるか」が大切です。

そこで、気密性を上げる必要性が生じ、そのために片引き窓が適しています。
片引き窓を設置することが、ヒートショックの予防につながるということから、片引き窓の魅力がより伝わったのではないでしょうか。

*開放感を演出できること

片引き窓は、開口部全体を開閉できるため、開放感を演出できるというメリットがあります。
上記でご紹介した通り、片引き窓には気密性の高さという魅力があります。
気密性の高さと開放感の高さは、一見相いれない関係性にあるように感じられるかもしれません。

しかし、片引き窓でなら、それらを両方活かすことが可能です。
そのため、「気密性の高さも、開放感の高さも、どちらも捨てたくない」という方は、ぜひ片引き窓の設置を検討してみてはいかがでしょうか。

□まとめ

今回は、片引き窓をご検討中の方に向けて、片引き窓のメリットについて解説しました。
多くの窓の種類があり、それぞれに特徴や魅力があります。
そのため、ご自身の理想的な暮らしに一歩でも近づける窓を選択することが大切です。
「気密性の高さと開放感の高さを両立させたい」という想いをお持ちの方は、片引き窓を検討してみてはいかがでしょうか。

ブログ一覧