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2023年5月1日(月)

  • コラム

おしゃれな吹き抜けの外観とは?吹き抜けにする際の注意点も紹介します!

おしゃれかつ開放感のある空間を実現できる吹き抜けは、注文住宅によく取り入れられる人気のアイデアの1つです。
この吹き抜けには、具体的にどのような魅力があるのでしょうか。
また、取り入れる際に注意するべき点はあるのでしょうか。
今回は、おしゃれな吹き抜けの外観についてや、吹き抜けを取り入れる際の注意点を紹介します。

□吹き抜けのおしゃれな外観について

吹き抜けの家の中でも、特におしゃれだとされているのが、大きな窓と組み合わせた家です。
吹き抜けは、採光を得るために大きな窓と組み合わせることが多いのですが、外から見てもこの大きな窓は洋風な住宅様式と合って非常におしゃれに見えます。
より洋風に仕上げたいのであれば、パステルカラーの外壁に格子窓を組み合わせることで実現可能です。

また、吹き抜けはスリット窓との相性も抜群です。
スリット窓は、プライバシー性を守るのと同時に、縦に細長い形なので侵入を許さない防犯性も備えています。
このような機能性を備えていながら、外観はスタイリッシュに決まるので非常におすすめのスタイルといえます。

□吹き抜けのメリットとは

吹き抜けの主なメリットは以下の4つです。

1つ目は、開放感を得られることです。
吹き抜けは1階と2階が繋がった構造で天井が高くなるので、非常に開放的で広々とした空間が実現します。
都心部では建てられる住宅に制限があり、構造的に開放感を得るのが難しい場合もありますが、そのような場合に吹き抜けのある家はおすすめです。

2つ目は、採光面が優れていることです。
吹き抜けを作った上で2階部分に窓を設けることで、光を良く取り入れられる明るい部屋にできるでしょう。
南側で影ができる家であっても、吹き抜けと2階の窓があることで十分な明るさを確保できます。

また、採光は明るさだけではなく健康面にも影響するので無視できません。
人間の体は光をしっかりと浴びることで体内時計の調節を行うので、生活リズムを整えるためにもしっかりとした採光は有効です。

3つ目は、一緒に住んでいる人の気配を感じやすいことです。
1階と2階が繋がる構造をとっているので、いつでも家族の気配を感じられるでしょう。
ご飯ができた時には、呼びかけなくてもすぐに家族が1階まで降りてきてくれることでしょう。
家族間のコミュニケーションをたくさんとりたいと考えている方には、特におすすめの構造といえます。

4つ目は、風通しが良くなることです。
暖かい空気は空間の上部に流れていく性質を持っています。
そのため、吹き抜けがあることで熱が1階にとどまることを防げるでしょう。
また、空間の上部にとどまった暖かい空気は、窓を開けて逃してやることで風通しをしっかりと確保できるでしょう。
快適な空間を作るのにはシーリングファンを使ってみるのもおすすめです。

ただ一方で、吹き抜けは冷暖房効率が悪くなったり、音やにおいがもう1つの階に伝わりやすかったり、2階部分の面積が狭くなったりといったデメリットもあります。
これらのデメリットを許容した上で、前述のメリットに魅力を強く感じる方は、ぜひ導入すべきでしょう。

□吹き抜けの家にする場合の注意点とは

吹き抜けの家にする場合は、まず断熱性の向上を目指しましょう。
前述した通り、吹き抜けは1階から2階へと繋がる圧倒的な開放感を得られる代わりに、冷暖房の効きが悪く、夏場は暑く冬場は寒い環境になりやすいです。
このような状況を打開するためには、断熱性を高めることはもちろん、サーキュレーターや床暖房の活用が非常に効果的です。
快適な環境を作るためにも、これらの工夫は忘れないようにしましょう。

また、吹き抜けのある家は2階部分の面積が少なくなる分、収納スペースも同様に少なくなります。
十分な収納がないと、空間が広々としていても、使っているうちに散らかった印象の部屋になってしまいます。
そのため、設計段階でどのくらいの収納が必要なのか、2階の面積を犠牲にしても問題ないのかについてしっかりと考えておきましょう。

他にも、耐震性についてのチェックも怠ってはなりません。
吹き抜けは耐震性の観点から見ると、通常の住宅よりも劣る構造をしています。
窓がより多く、そして大きくなる吹き抜けの導入は、ハウスメーカーや工務店と綿密に話し合った上で決めましょう。

□まとめ

今回は、おしゃれな吹き抜けの外観についてや、吹き抜けを取り入れる上での注意点を紹介しました。
吹き抜けには、おしゃれであることの他にも、広々とした空間を感じられることや風通しを確保できること、さらに家族とのコミュニケーションもとりやすくなるメリットがあります。
一方で、冷暖房効率の低下や音・においの充満、2階部分の収納問題はデメリットといえます。

吹き抜けを取り入れる際には、必ず断熱性の向上を図るようにしましょう。
しっかりとした断熱、サーキュレーターや床暖房の活用によって、おしゃれかつより暮らしやすい空間を実現できるでしょう。

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