注文住宅をお考えの方で、ロフトを設置したいという方も多いでしょう。
ロフトを設置する場合は、さまざまなメリット・デメリットがあるのであらかじめ確認した上で設置するかどうかを決めましょう。
今回は、ロフトについて、メリット・デメリットをご紹介します。

□ロフトとは

ロフトとは、欧米では「屋根裏部屋」のことを指しますが、日本では居室を二分割した際の上の層のことを指します。

使用用途としては、収納スペース、書斎スペース、お子様の秘密基地などの方法が挙げられます。
建築基準法によって定められている上限値を守りながらいくつかの条件を満たすと、より広い空間で収納スペースとして活用できます。

また、程よい距離感でリビングや寝室などの部屋と繋がれるので、気分の切り替えをしながら書斎スペースなどのスペースとして利用できます。
趣味部屋としても活用できるので、自分だけの空間を作り出せます。
加えて、部屋の中に高低差が生まれることは、お子様にとってワクワクする空間の1つでもあるでしょう。
天井が低く、籠り間のあるロフトはお子様にとって、秘密基地にする空間にピッタリです。

先ほど、条件を満たすとより広い空間で収納スペースとして活用できるとご紹介しましたが、実際そのような条件が挙げられるのでしょうか。

1つ目は、天井の高さを1.4メートル以下にすることです。
延床面積にロフトを含めないようにするために、天井の高さを1.4メートルにする必要があります。
平均ではなく、内法の最も低い部分が1.4メートルにする必要があるということを覚えておきましょう。

2つ目は、ロフト直下の空間の天井の高さは2.1メートル以上にすることです。
リビング・寝室の一部や収納空間であっても、直下の空間の天井の高さは2.1メートル以上の高さが必要です。
吹き抜けを利用してロフトを設置する場合は、吹き抜けの高さが対象になるので注意しましょう。

3つ目は、床を設置する階の床面積の半分までの広さにすることです。
床面積が階によって異なる場合は、ロフトを設置する階の床面積の2分の1までに収める必要があるので、2階に設置する場合、1階の面積で考えないようにしましょう。

今回ここでご紹介した以外に、自治体によってロフトの設置条件が決められていたり、コンセントの設置に規制がかかったりする場合もあります。
地域によって細かくルールが設定されているので、必ず事前に確認しておきましょう。

□注文住宅でロフトを作るメリットについて

では、ロフトを設置するメリットとは何が挙げられるでしょうか。

1つ目は、収納スペースが増えることです。
ロフトは天井が高い家で、収納スペースが欲しい場合に特におすすめと言えます。
床などの見える部分に収納スペースを設置するよりも、天井近くに収納スペースを設置することで見た目がすっきりします。

また、リビングに繋げると使いやすくなります。
リビングとの行き来がしやすくなると、来客時にリビングの荷物をロフトに収納する場所として活用しやすくなるでしょう。

2つ目は、さまざまな使い方ができることです。
収納スペースとしてだけではなく、ベッドスペースや趣味部屋、書斎スペースなどの空間として使うこともできます。
加えて、子供の秘密基地としても活躍できるでしょう。
基本的には、収納スペースとして用いられることが多いですが、さまざまな使い方ができるので、プライベートな空間を作ってみても良いでしょう。

3つ目は、空間が広く見えることです。
部屋にロフトを設けると天井が必然的に高くなるので、空間に奥行きができて広く見えようになるでしょう。
部屋を広く見せたい場合は、リビングに作ったり、平家に作ったりすると効果を感じやすくなります。
また、収納スペースとして活躍できるので、部屋をスッキリとした印象にもできます。

ここまでロフトを作るメリットについてご紹介しましたが、やはりデメリットも存在します。
次に、ロフトを作るデメリットについてご紹介します。

□注文住宅でロフトを作るデメリットについて

1つ目は、収納が面倒になることです。
先ほどメリットの1つに、収納ができることを挙げましたが、やはりハシゴを登ってから収納するとなると面倒になるでしょう。
天井の高さも低いので、頭をぶつけやすくなるので注意してください。

2つ目は、エアコンの効きが悪いことです。
ロフトを設置することで天井が高くなり、部屋が寒くなるとエアコンの効きも悪くなるため、部屋が広いというメリットはありますが、部屋を暖めるために時間がかかります。

また、掃除がしにくくなる場合もあります。
埃が溜まりやすい空間なので、頻繁に掃除をするように心がけましょう。

□まとめ

今回は、注文住宅でロフト設置するメリットとデメリットについてご紹介しました。
当社は、シンプルだけど、あなたが建てたい家を提案します。
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