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2022年9月26日(月)

  • コラム

無垢フローリングにリフォームする際の注意点を紹介します!

床のリフォームを検討中の方の中で、無垢フローリングを導入しようと検討されている方はいませんか。
今回は無垢フローリングへのリフォームを検討されている方に向け、フローリングの種類や注意点について紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□フローリングの種類について

フローリングには、複合フローリングと無垢フローリングがあります。

*複合フローリング

複合フローリングとは、基材という合板をベースに、表面には化粧材を張り合わせた複層のフローリングのことです。
基材部分に防音性の高い素材や床暖房素材を使用すると、様々な機能付きのフローリング材にできます。

化粧材部分も、様々な種類から選べます。
天然木をスライスした化粧材や、樹脂に木目をプリントした化粧材などがあり、素材によって機能が変わります。
品質が安定していて施工も簡単で、湿気による木の収縮や反りも発生しにくいです。

無垢材と比べても比較的安価なフローリングのため、日本ではこちらが主流のフローリングです。

*無垢フローリング

無垢フローリングは、天然着から切り出した木材をそのまま使用した、単層のフローリングです。
加えて無垢材を横方向に張り付けた、集成無垢材もこちらに分類されます。

無垢材は木の素材本来の質感や温かさを実感できるほか、気によって違う木目を楽しめます。
インテリアや自然由来の素材にこだわりのある方におすすめの素材で、無垢材についたキズも味わいになります。

ただし木の特性である収縮や反りが無垢フローリングでは起こりやすく、また施工が複合フローリングよりも難しいというデメリットもあります。
床暖房やホットカーペットも使えませんでしたが、近年では無垢フローリングの高機能化に伴い、床暖房に対応したものも出てきています。

□無垢フローリングにリフォームする際の注意点について

*水に弱い

無垢材には、水に弱いという弱点があります。
そのため、洗面所、トイレ、キッチンなどの水回りに無垢フローリングを取り入れようと考える場合には、水がしみ込んだ跡が残ってしまう可能性があることを、頭に入れておきましょう。

しかし、キッチンとリビングダイニングの床が繋がっている間取りだと、キッチンの一部だけを他の床材にするのは避けたいと考える方も多いはずです。

部屋の質感と見た目を統一するためにキッチンを無垢材にする際には、大きめのキッチンマットを敷くことをおすすめします。
キッチンの床に水が飛んでしまうのは仕方がないことなので、キッチンマットに水を吸収してもらいます。
水に濡れたキッチンマットは、濡れたまま放置しないように心がけましょう。

もしこれらの対策が面倒だと感じる場合は、キッチンだけでも耐水性の高い床材に変えることをおすすめします。

*日焼けしやすい

無垢材は日の当たるところが日焼けしやすい素材です。
なるべく部屋の窓はカーテンやブラインドなどで覆い、日焼けしないように対策しましょう。

また、カーペットやじゅうたんをずっと同じ場所に敷いていると、敷物の下とそれ以外の部分とで変色具合に差が生じてしまう場合があります。
なるべく定期的に敷物をずらすようにしてください。

床面の塗装も日焼け予防に有効です。
塗装時には家具を動かして塗装する必要があり面倒ですが、定期的な塗装が床の無垢材の劣化を遅らせることにも繋がります。

*塗装された無垢材を選ぶ

無垢材の中には無塗装品も存在しますが、塗装がないとやはりキズや汚れがつきやすくなります。
塗装を行っても無垢材の木の風合いは失われません。
あらかじめ塗装品の無垢材を選ぶか、無塗装品を塗装すると良いでしょう。

*上張りか張替えか選択する

上張りとは、元々ある床材の上に新しい床材を張る工法です。
一方で張替えは、元々の床材は剥がし、新しい床材を張る工法です。

費用は上張りの方が安いですが、それぞれに特徴があるので、それぞれのメリットとデメリットを踏まえたうえで選ぶようにしましょう。

上張りのメリットは
・費用が安い
・工期が最短1日で完了する
ことで、デメリットは
・段差ができやすい
・下地が傷んでいる場合は直せない
ことです。

下地に傷みが無く、なるべく工期や費用を抑えたい場合におすすめの工法です。

張替えのメリットは
・段差なく仕上がる
・下地が傷んでいる場合でも直せる
ことで、デメリットは
・費用が高い
・工期が上張りよりも長くなる
ことです。

張替えでは床に段差が生じないため、足の不自由な方のいるご家庭におすすめです。
また元の床にへこみや沈み込みがある場合には、張替えを選択するようにしましょう。

□まとめ

今回は無垢フローリングへのリフォームを検討されている方に向け、フローリングの種類や注意点について紹介しました。
注意点を踏まえたうえで、ご家族に合った床材を選択していただければ幸いです、
無垢フローリングへのリフォームを検討されている方がいらっしゃいましたら、当社までお気軽にご相談ください。

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