「今の家に吹き抜けを作りたい」「吹き抜けを作るにはどうすれば良いの」
このようにお悩みの方も少なくないのではないでしょうか。
引っ越しや新築を建てるつもりはないけれど、今住んでいる家に吹き抜けを作る場合、どうすれば良いのか迷いますよね。
そこで今回は、リフォームで吹き抜けを作る方法をご紹介します。

□吹き抜けを作る際の相場とは？

吹き抜けを作る場合、どれくらいの費用がかかるのか知りたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
まずここでは、吹き抜けを作る場合の相場をご紹介します。

既存の住宅に吹き抜けを作る場合、一般的に知られている相場は、100万から500万円ほどです。
しかし、この相場は、吹き抜けのサイズや施工方法などによって異なってくるので気をつけましょう。

また、1つ覚えておいていただきたいのが、平屋の場合は吹き抜けを後から作ることは難しいということです。
どうしても平屋住宅に吹き抜けのような構造を取り入れたいという方は、吹き抜けと似たデザインの天井にすることを検討してみると良いでしょう。

□吹き抜けを作るメリットとは？

そもそも、吹き抜けはなぜ人気があるのか、吹き抜けを作ることでどのようなメリットがあるのかがあまり理解できていないという方も少なくないと思います。
続いては、吹き抜けを作ることで得られるメリットをいくつかご紹介します。

まず1つ目は、自然光を取り入れやすいことです。
吹き抜けは、高い位置に窓を取り付けられるので、部屋の隅々まで日光が入りやすくなります。
例えば、北向きの家や、住宅の周りに高い建物が建っている場合は特に暗い空間となりがちですが、吹き抜けを作ることでそういった問題もカバーが可能です。

2つ目は、デザイン性があることです。
昔の住宅において、吹き抜けはあまり見られなかったデザインであるため、吹き抜けはより現代的でおしゃれなイメージを与えられます。
また、窓や階段など、吹き抜けの中でも様々なデザインや素材を取り入れられるため、自分の個性も取り入れやすいでしょう。
洋風、和風の家どちらにも合いやすいことも特徴の1つです。

3つ目は、家族とのコミュニケーションが取りやすいことです。
吹き抜けを作ることで、上下の階との繋がりを感じられるため、家族とのコミュニケーションがより取りやすくなります。
たとえ家族がそれぞれ違う階にいたとしても、吹き抜けによって家族の行動や生活音も感じやすいため、家族同士がとても身近に感じられます。
お子様がおられる家庭にとっては特に安心できるでしょう。

4つ目は、空気が循環しやすいことです。
下の窓から入り込んだ空気が、上の窓へと通り抜けていくため、部屋全体の空気の流れが良くなります。
空気の循環が良くなることで、1年を通じてより暮らしやすい環境を作り出すことも可能です。

□吹き抜けを作ることで起こり得るデメリットとは？

吹き抜けを作る際は、メリットだけではなく、デメリットもきちんと理解しておく必要があります。
ここでは、吹き抜けのデメリットと、その問題を回避するポイントをご紹介します。

1つ目は、防寒対策が必須であることです。
吹き抜けを作ることで日光が入りやすくなり温かみのある空間が作れる一方で、天井が高くなるとその分空間が広くなり、冬は寒さを感じやすくなることが考えられます。
冬でも快適に過ごせるようにするためには、壁や床の断熱性も検討し、防寒対策をしっかり行うようにしましょう。

2つ目は、2階部分に熱がこもりやすくなることです。
暖かい空気は上の方に溜まっていくため、吹き抜けのある家では、2階部分が特に暑さを感じやすくなってしまいます。
この際の対策としては、シーリングファンを取り付けることです。
シーリングファンは部屋の空気の流れをより循環させてくれるため、部屋の室温が一定に保たれやすくなります。

3つ目は、エアコンの位置を考慮する必要があることです。
先ほどもご紹介しましたが、暖かい空気は上の方に、冷たい空気は下の方に溜まっていきます。
そのため、もしエアコンの位置が悪いと、うまくエアコンの効果が得られず光熱費が高くなってしまう可能性が考えられます。
エアコンを設置する際は、できるだけ部屋の低い位置に設置し、冷房効果をより得られるように工夫しましょう。

4つ目は、耐震補強が必要になる可能性があることです。
全ての住宅に当てはまるわけではありませんが、住宅の構造によっては、吹き抜けを作ることで耐震性に弱い箇所が発生する可能性があります。
その場合は、安心安全に暮らすためにも、耐震性の強化を考えるようにしましょう。

□まとめ

今回は、リフォームで吹き抜けを作る方法をご紹介しました。
家に吹き抜けを作ることで、空気の流れが良くなり、明るく開放的な空間へと変化します。
皆さんも今回の記事を参考に、素敵な空間を手に入れてみませんか。
ぜひ、吹き抜けにご興味のある方は、当社までご連絡ください。