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2022年6月22日(水)

  • コラム

注文住宅にオススメの建築会社の選び方

「注文住宅を建てたいけれど、建築会社が多すぎて迷ってしまう」
「どんなことに気をつけて建築会社を選べばいいのかわからない」
このような悩みをお持ちの方は多いと思います。
そこで、注文住宅にオススメの建築会社の選び方を紹介します。

□注文住宅にオススメな建築会社選びのポイント

*工務店の選び方

1つ目は、注文住宅のみを扱っていることです。
そもそも、新築の注文住宅を建てるには、複雑で長期にわたる仕事をする必要があるため、建売やリフォームなどよりも難しいものです。
それに、リフォームなどの方が仕事量に応じた報酬の割合は高くなります。
そのため、注文住宅のみで食べていくには、高い実力と高度な技術、利益よりもお客様の要望を重視する誠実さが必要だからです。

2つ目は、得意分野があることです。
得意な分野があるということは、その分野に一貫して取り組んできたということです。
規格住宅ではないかぎり、お客様の要望に応じて住宅の素材や骨組み、間取りなどは一つ一つ異なっているため、工務店によっても取り組んできた経験が多い得意な分野は異なってきます。
だからこそ、無垢材を使いたいなら無垢材の分野が得意な工務店を選ぶなど、お客様の求めている分野が得意な工務店を選ぶことが最も良いと思います。

3つ目は、お客様の要望を現実的なものに修正しながら実現する能力があることです。
お客様よりも工務店の方が建築に関しては詳しいので、非現実的な要望を現実的な形に修正することが、失敗しないためには必要だからです。
もちろん、工務店の方が詳しいからといって、工務店側の理想や提案を押し付けてくる場合は断った方が良いと思います。
なぜなら、求めていない機能を導入しても、ムダな出費をするだけだからです。

4つ目は、自社で設計と施工を行っていることです。
下請けの工務店にほとんどの仕事を任せている場合、元請けであるその工務店が実力不足であることがうかがえます。
下請けの工務店にしても、お客様からの直接の依頼が少ないからこそ、下請けをしているため、同じく実力がない可能性があります。
それだけでなく、中間マージンを請求されたり、責任の所在がわからないことも問題です。

5つ目は、大工さんの定着率を確認することです。
大工さんは1つの工務店に縛られることはない職業なので、嫌になったら別の工務店に移ることが多いです。
そのため、大工さんの定着率と定着年数が高い工務店は、現場の大工さんたちに好まれている良い工務店だと考えられます。

6つ目は、創業年が古いことです。
なぜなら、工務店の営業対象は狭い地域であることがほとんどなので、評判が口コミで広がりやすく、長い間続いている工務店は、それだけ評判が良いことがうかがえるからです。
もちろん、最近できた工務店や、社長が変わった直後の工務店でも、よく吟味して問題がなければ大丈夫だと思います。

*ハウスメーカーの選び方

1つ目は、着工した後でも、必要に応じて工事内容を変更できることです。
着工する前に完璧な設計をすることは、簡単なことではありません。
それなのに、着工してしまったら、一切の変更を受け付けてくれない会社もあります。
また、着工後に変更可能な内容は、会社によって異なるため、あらかじめ何を変更できるのか訊いておくと良いです。
それと同時に、変更することによって、工期や費用がどの程度変わってくるのかも訊いておくことをオススメします。

2つ目は、アフターサービスや長期保証の内容です。
また、法律で義務づけられた10年間よりも長い期間、長期保証のサービスをしてもらえると安心ですよね。
長期保証の年月やアフターサービスについては、会社ごとに変わってきます。
あらかじめ確認しておくことをオススメします。

3つ目は、実際に建築作業をしてくれる施工会社や大工さんの質です。
ハウスメーカーごとに設定されている指定工事店制度や、施工中の建築現場見学などで、施工会社や大工さんの質を確認できます。
指定工事店制度とは、ハウスメーカーと契約するためにクリアする必要がある条件のことで、この条件を見ることで、施工会社の実力を推し量ることができます。

中には、指定工事店制度を導入していないハウスメーカーもありますが、施工会社の質がわからないので、やめておいた方が無難です。
質の良い施工会社や大工さんであれば、より良い家をより早く作れますし、雑な工事をされて欠陥住宅になってしまうことが起きづらくなります。

*設計事務所の選び方

1つ目は、お客様の好みに合う住宅を作っていることです。
過去の設計事例を見れば、その建築家の世界観や空間構成、素材使いや間取り、デザインがわかりますし、こだわっているポイントや得意分野を知ることもできます。
また、建築家の作ってきた事例がお客様の好みに合っていれば、作風やデザインのセンスが合っているということなので、オススメです。

2つ目は、過去の実績です。
設計事務所は設計やデザインの自由度の高さが最大のメリットなので、お客様の要望には基本的に応えることができます。
とはいえ、あまり一般的ではない特殊な住宅を建てる場合や、強いこだわりがある場合などは、過去に同じような住宅を建てた実績のある建築家に依頼できると安心できますよね。

3つ目は、複数の建築家に会って、初期提案をしてもらうことです。
費用が発生するので、資金に余裕のある方限定ではありますが、プロの建築家に相談をして、提案をしてもらったりアイディアを出してもらうことは、価値のある買い物になります。
なにより、建築家の実力やセンスがよくわかるため、建築家選びに失敗したくない方にはオススメです。

4つ目は、実際に建築家に会ってみることです。
プロフィールや実績を見るだけでは、相手のことはあまりわかりません。
そこで実際に会ってみると、その建築家のことがよくわかります。

建築家も人間なので、人柄や性格、お客様との相性の善し悪しがあるのは当然です。
実際の業務の際はどのみち建築家と会うことになりますし、だからこそ性格や相性が大事になってきます。
会うことに費用はかかりませんので、設計事務所にアポをとって、相談をしてみると良いと思います。
また、業務を担当する場合もあるため、設計事務所のスタッフさんにも会っておくことをオススメします。

□まとめ

今回は、注文住宅にオススメな建築会社の選び方を紹介しました。
どのような住宅を建てるとしても、人生において大きな買い物になるので、絶対に成功させたいはずです。
ご自分の眼でよく見て、妥協せずに建築会社を選んでいくことをオススメします。

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