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2022年6月15日(水)

  • コラム

工務店・ハウスメーカー・設計事務所のどれがいい?メリットとデメリットを紹介します!

「マイホーム作りのパートナーとなる建築会社選びのポイントがわからない」
「各建築会社の違いって何?」
このようなお悩みをお持ちの方は多いと思います。
そこで、工務店、ハウスメーカー、設計事務所のメリットとデメリットについて紹介します。

□工務店のメリットとデメリット

工務店は、本社がある地域を営業の対象としている建築会社であり、各地域に存在します。
1つ目のメリットは、基本的に一人の方が相談などに担当してくれるため、こだわりや細かい要望をきちんと聞いてくれやすいことです。

2つ目のメリットは、工務店が手配しているため、現場で作業をしている大工さんに提案や要望をしやすいことです。
家が完成に近づくにつれて、変更したい点が出てくるかもしれません。
そのような時、きちんと意見を言えなければ、後々後悔することになってしまいます。
その点、工務店は安心できると言えます。

3つ目のメリットは、小規模なので融通がききやすく、希望している住宅を実現しやすいことです。
マイホームは規格住宅ではなく、こだわりを詰め込んだ理想の家にしたいですよね。

4つ目のメリットは、メンテナンスやトラブル対応などを行いやすいことです。
家づくりにトラブルや問題は付き物です。
基本的に担当者は同じ人ですし、工務店は高い施工技術を持っているため、トラブルが発生した時に、工務店は素早く的確に対処してくれやすいと言えます。

1つ目のデメリットは、インターネットなどに載っている情報が少ないため、どのような工務店なのかが事前にわかりにくいことです。
そのため、他の建築会社との比較や価格の相場といった、会社選びの判断材料を集めにくく、不安になってしまいがちですよね。
お客様が不安になることで、工務店の提案やアドバイスを素直に聞き入れてくれなくなることは、工務店の側にとってもデメリットであると言えます。

2つ目のデメリットは、融資やローンなど金融に関する詳細な知識に関してはあまり精通していない場合があることです。
そのため、時にはお客様自身が資金繰りをしたケースもあります。

□ハウスメーカーのメリットとデメリット
ハウスメーカーは、建築資材の生産を自前の工場で行っており、全国に営業網を展開しています。
1つ目のメリットは、ハウスメーカーが設置している住宅展示場を訪れることで、完成後の家を詳細にイメージできることです。
建築資材の規格化によって、モデルハウスと同じような住宅を建築できます。

2つ目のメリットは、上場している場合が多いので容易には倒産しづらいため、アフターサービスを受けられなくなる心配が少ないことです。
また、長期保証は長いほど嬉しいもので、品確法によって定められている10年間以上の、数十年間単位で保証してもらえれば安心ですよね。
その点、ハウスメーカーの中には、法的に定められている10年間よりも長い保証期間を設定してくれている場合もあります。

3つ目のメリットは、銀行などの金融機関と提携している場合もあり、ローンが組みやすく、資金相談に強いことです。
その上、提携している銀行からのサービスによって金利を安くしてもらえる場合もあります。

4つ目のメリットは、研究所を設置しているため、最新の技術や設備を住宅に導入できることです。
実際に研究施設で実験を行うことで得られた知見は、ハウスメーカーの強みと言えます。

1つ目のデメリットは、細かい要望が通らない場合があることです。
担当者が部署ごとに分けられているため、担当者同士のコミュニケーションや連携が上手く取れていないと、細かい要望は通りにくくなってしまいます。
それに加えて、自社設計なので、希望の設計を実現できないこともあります。

2つ目のデメリットは、規模の大きさゆえに、展示場、CM、営業といった広告費に使う費用が請求されてしまうことです。
また、規格住宅であるがゆえに、特殊形状の土地などで規格から外れた設計になると、費用が高くなってしまいます。

3つ目のデメリットは、規格住宅であるがゆえに、監理がずさんになる可能性があることです。
なぜなら、規格化を行っているため施工精度に差が生じにくい反面、毎回同じような箇所を確認することになりがちで、厳しい監理をしなくても欠陥住宅が生じにくいことにより、油断が生じてしまいやすいからです。

□設計事務所のメリットとデメリット

設計事務所は、建築家が設計段階から担当し、実際の施工作業は工務店などに依頼します。
1つ目のメリットは、設計事務所は施工を担当しないため、施工者側の都合に左右されずに、設計とデザインを自由に選べることです。
見た目としてのデザインはもちろん、機能性のデザインも自由にできます。

2つ目のメリットは、監理と施工者が別なので、欠陥住宅を防ぐチェック機能が正常に働きやすいことです。
なぜなら、監理は設計事務所が行いますが、施工は工務店が行うため、忖度されにくいからです。

3つ目のメリットは、設計自由度の高さゆえにどのような形状の敷地に対しても対応できるため、特殊形状など条件の良くない土地に建てる費用が、ハウスメーカーと比べて比較的安くなることです。
設計事務所のデメリットとして、コストが高くなりがちなことが挙げられますが、特殊形状などの土地では安くなる面もあるので、場合によってはハウスメーカーよりも安く作れます。

1つ目のデメリットは、工務店の仕事に対する監理を行うための設計監理料や、お客様の希望を実現するための高い工事費が発生することです。

2つ目のデメリットは、契約をして設計を完成させてからでないと、具体的な工事費がわからないことです。
設計が完成する時期は、契約から約半年後が目安になります。

3つ目のデメリットは、ローンを組む際の金融機関への説明をお客様自身が行うことになることです。
なぜなら、設計事務所の業務内容に、融資は含まれていないからです。

□まとめ

今回は、工務店、ハウスメーカー、設計事務所のメリットとデメリットについて紹介しました。
何を重視するかによって、最適な建築会社は変わってきます。
紹介した内容を、自分なりに判断してみてください。

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