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2022年5月31日(火)

  • コラム

注文住宅を建てて後悔?注文住宅を購入して失敗した事例と対策を解説します!

注文住宅を建てる場合、費用はいくらかかるでしょうか。
注文住宅の相場は、約1000万円以上で、上限はありません。
そこまで値段に差があると、どれくらいの予算で、どんな家が建つのか、イメージしにくいですよね。
今回は、予算別に建てられる家のイメージや、予算を抑えるコツを紹介します。

□どんな家が建つ? 予算別の家のイメージを紹介します!

注文住宅では、予算は1000万円台からとなっています。
今回は、1000万円台から4000万円台に分けて解説します。

1000万円台の家では、家の形は長方形や正方形など、凹凸が少なくシンプルな構造で、外観などもシンプルなものを使用する場合が多いのです。
この価格帯は、若いうちに家を建てたいけど、予算が少ない、教育費など、家以外の部分にお金をかけたい、といった理由で選ばれます。

家の形が複雑になるほど、工程が増え、必要な材料も増えるため、費用は高くなります。
凹凸を減らすために、総2階建てと呼ばれる1階と2階の床面積が同じ構造を採用する場合が多いのです。

2000万円台の家の特徴は、コストをかけるところを明確にすることで、要望をかなえられることです。
1000万円余裕があることで、システムバスやミストサウナなど、できることは増えます。

しかし、できることは増えたといっても、要望がすべて叶うわけではないのもこの価格帯の特徴です。
要望をすべて詰め込もうとすると、簡単に予算オーバーになるでしょう。

予算内で要望をかなえるには、要望に優先順位をつけ、取捨選択をすること、コストをかけるところと、抑えるところを決めることが大切です。
また、予算を考える際には、建築費用以外にも、家具の購入費用など、総額を見積もると良いでしょう。

3000万円台の家となると、2000万円台に比べて取り入れられる要望が増えます。
例えば、間取りや設備などにかけられるお金が増え、希望通りのデザインを選べることが多いのです。

全国の注文住宅の平均建築費用は、およそ3300万円のため、平均的なグレードの家が建てられるといえるでしょう。
3000万円台後半となると、平均的な家よりグレードは高くなり、建築資材のグレードを上げるなど、設備以外の部分のグレードアップが可能になります。

2000万円台に比べ選択肢が広がるとはいえ、3000万円台ではすべての要望をかなえられるわけではありません。
予算内でできること、できないことを明確にすることや、お金をかける部分を考える点は、予算が3000万円以下の場合に共通しています。

4000万円台の家の場合、床面積にもよりますが、予算に余裕があるといえるでしょう。
中庭を設けたり、コの字型にしたりと、複雑な形の家も建てられます。
施工に手間のかかる自然素材を用いることも可能で、予算を気にして取捨選択する必要はあまりないと言えます。
3000万円台までは、予算内に収めることが重要でしたが、4000万円台以降は、要望通りの家を建てやすいと言えるでしょう。

□予算オーバーに気を付けて!コストを抑えるポイントを解説します!

予算オーバーになった際に、コストを削減する方法を5つ紹介します。
1つ目に、建物や屋根の形をシンプルにすることです。

形はシンプルであるほど施工の工程が減るため、費用は安くなります。
先ほど1000万円台の家で紹介した、構造をシンプルにする方法ですが、予算が2000万円以上の場合でも、コスト削減には効果的です。
ただし、コスト削減のために見た目が悪くなることや、利便性を損ねることがあっては本末転倒ですので、上手にバランスを取りましょう。

2つ目に、設備機器の数を減らすことです。
購入する設備が減る分、そのままコストは下がるでしょう。
例えば、小窓の数を減らす、洗面台などの数を減らす、といった方法があります。
数を減らす以外にも、設備のグレードを落とす方法があります。

3つ目に、造り付け家具を減らすことです。
造り付け家具とは、その家に合わせて作る、オーダーメイドの家具のことです。
造り付け家具は現場で加工するために、市販の家具に比べ高い費用がかかります。
市販の家具の中からサイズの合うものを選ぶ方法もありますが、市販の家具のサイズに合わせて設計する、家具に家を合わせる方法もあります。

4つ目に、湿式工事を避けることです。
湿式工事とは、端的に言えば水を使用し、湿潤している材料を使った工事のことです。
モルタルや漆喰などが該当します。
湿式工事は施工の手間がかかるため、費用が高くなりがちです。
そのため、比較的費用が安い乾式工事を利用することをお勧めします。

5つ目に、部屋の数を減らして、シンプルな間取りにすることです。
部屋の数が減ると、壁やドアの材料費の削減以外にも、施工の工程を削減でき、コスト削減につながります。

□まとめ

今回は、予算別に建つ家のイメージや、コスト削減のポイントについて紹介しました。
予算内に収めることも大切ですが、自分のやりたいことのためにコスト削減ができないか、見直してみることも大切ですね。

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