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2022年1月11日(火)

  • コラム

フローリングってどうやってお手入れするの?解説します!

「フローリングの手入れ方法が分からない」
「フローリングの手入れって難しそう」
このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
フローリングには大きく分けて「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2種類があります。
そこで今回はフローリング2種それぞれのお手入れ方法について解説します。

□無垢フローリングのお手入れ方法とは

まず、無垢フローリングの特徴を解説します。
無垢フローリングとは100パーセントの天然木から作られており、質感や経年変化を楽しめるフローリングのことです。
手入れをする上で最も重要な特徴が水に弱い点です。
木材の含水率が大きくなると体積が膨張し、木材が反ったり、変形したりしてしまいます。
そのため、手入れの際に大量の水を使ってはいけません。
また、無垢フローリングは無塗装のままでは痛むのが早いので基本的に塗装を施します。
そこで、水に弱い特徴を踏まえた上で2種類の塗装別にお手入れ方法を解説していきます。

*「浸透系塗料」により塗装されたフローリングのお手入れ方法

浸透系塗料とは木の内部まで浸透して保護するタイプの塗料のことです。
自然由来のオイルやワックスが代表的です。
浸透系塗料を用いて塗装すると、木の質感と調湿効果が損なうことなく木材を保護できます。
一方で、耐水性の向上は期待できません。
そのため、水分をこぼしてしまった場合はすぐに拭き取りましょう。
普段のメンテナンスでは掃除機をかけたり、乾拭きをしたりしてください。
水拭きは極力避けた方が良いです。
また、浸透系塗料は年月を経ると油分が失われるので、1年に1度再塗装をする必要があります。
1年に1度というと、頻度が高い、面倒だと思われる方もいるかもしれません。
しかし、生活する上でよく使う場所や、水が飛び散りやすい場所のみで良いので、実際にはあまり手間はかかりません。
無垢フローリングは汚れや傷がついても、その部分を削って再塗装するだけで補修できます。
複合フローリングの場合だと張り替えが必要なので、この点に関しては無垢フローリングの方が手入れが楽と言えるでしょう。

*「造膜系塗料(コーティング系塗料)」により塗装されたフローリングのお手入れ方法

造膜系塗料とは無垢材の表面に薄い塗膜を張ることで木材を保護するタイプの塗料のことです。
ウレタン塗装やUVウレタン塗装が代表的です。
造膜系塗料を用いて塗装すると、ツヤが増し、耐水性を向上させながら木材を保護できます。
一方で、木の質感と調湿効果は損なわれます。
普段のメンテナンスでは造膜系塗料と同様に掃除機をかけたり、乾拭きをしたりしてください。
耐水性があるので、雑巾を固く絞れば水拭きしても問題ありません。
また、造膜系塗料は基本的に再塗装する必要がありません。
しかし、1年に1度の頻度でワックスがけをすると美しく保てるのでおすすめです。
造膜系塗料は汚れや傷がつきにくいですが、万が一傷が付いてしまうと目立ちやすいです。
傷がついた場合は、浸透系塗料と違って部分的にフローリングの張り替えが必要です。

□複合フローリングのお手入れ方法とは

まず、複合フローリングの特徴を解説します。
複合フローリングとは複数の合板を張り合わせた下地材の表面に、天然材やシートなどの化粧材を張り合わせたフローリングのことです。
安価で手に取りやすいものから、高価ながらも無垢フローリングにはない機能を備えているものまで種類が豊富にあります。
無垢フローリングと違って、湿気による反りや変形の心配もほとんどありません。
では、複合フローリングのお手入れ方法を解説していきます。

*複合フローリングのお手入れ方法

基本的には造膜系塗料により塗装されたフローリングとお手入れ方法は同じです。
掃除機をかけ、乾拭きもしくは固く絞った雑巾で水拭きをしましょう。
中性洗剤を用いても問題ありません。
複合フローリングは床暖房機能を備え付けられますが、床暖房を使用している場合は床暖房のスイッチを切ってフローリングの表面の熱が冷めてから水拭きしてください。
床暖房のスイッチを入れたまま水拭きすると、フローリングにひびが入ったり、変色したりする場合があります。
無垢フローリングよりは耐水性がありますが、木材を使っていることには変わりないので大量の水を使ったお手入れは避けましょう。
同様の理由で水拭きの頻度が高いのも良くないです。
水拭きは1週間に1度の頻度までにとどめましょう。
また、浸透系塗料のように必須ではありませんが、美しさや保護性能を保つために1年に1度の頻度でワックスがけをするのがおすすめです。
汚れや傷がついた場合は、フローリングの張り替えをしましょう。

□まとめ

今回はフローリングのお手入れ方法についてご紹介しました。
どの種類のフローリングを使っていても水拭きには注意が必要です。

フローリングの張り替えの目安は15~20年です。
張り替えを機にお好みのフローリングへのリフォームも検討してみてくださいね。

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