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2022年1月4日(火)

  • コラム

リフォームをお考えの方必見!フローリングの素材にこだわってみませんか?

家の印象を大きく左右するフローリングには素材にこだわりたいと思いませんか?
フローリングは大きく分けて「無垢フローリング」と「複合フローリング」の二種類の素材が使われます。
今回は「無垢フローリング」について詳しく解説していきたいと思います。

□無垢フローリングの代表的な樹種には何がある?

無垢フローリングとは、丸太から切り出した自然な状態の木材を使用した床材のことです。
無垢材は樹種によって風合いや肌触りなどの素材感が異なるので、それぞれの樹種別に紹介します。

1つ目は「パイン(マツ科)」です。
最初は淡い黄白色ですが、年月を経ることで徐々に味わいのある綺麗な飴色になっていきます。
節が大きく存在感があり、熱や衝撃を吸収してくれるのが特徴です。
流通量が多く安価な樹種であることから、コストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

2つ目は「サクラ(カバノキ科)」です。
ほんのりとしたピンク色で、落ち着きのある上品な部屋を演出してくれます。
硬質で、耐水性にも優れており、丈夫で長持ちするのが特徴です。
女性に人気のある樹種ですね。

3つ目は「オーク(ブナ科)」です。
薄いブラウン色で、インテリアに合わせやすい色味です。
重厚で傷がつきにくい上に、耐水性にも優れているのが特徴です。
1本の木から採れる量が多いので、高価な傾向にある広葉樹の中でも比較的安価で取り入れることができます。

4つ目は「ヒノキ」です。
最初は白っぽいですが、パインと同じく年月を経ることで徐々に味わいのある綺麗な飴色になっていきます。
強度が高く、浴槽に使われるほど耐水性に優れており、加工性にも優れているのが特徴です。
ヒノキ独特の香りもあり、人気の高い樹種です。

5つ目は「ケヤキ(ニレ科)」です。
最初は淡い褐色ですが、年月を経ることで徐々に深みのある茶褐色になっていきます。
硬質で、摩擦に強いのが特徴です。
木目や色の美しさから高級木材として取り扱われることが多いです。

6つ目は「ウォールナット(クルミ科)」です。
最初はダークブラウンですが、年月を経ることで徐々に明るいブラウンになっていきます。
硬質で、衝撃に強く、加工性に優れているのが特徴です。
美しい木目とすぐれた性質を兼ね備えており、高級であるものの、古くから高い人気を誇ります。

7つ目は「メープル」です。
大きく分けてハードメープルとソフトメープルの2種があります。
2種ともに最初は乳白色で、年月を経ることで徐々に黄味がかった飴色になっていきます。
ハードメープルは硬質で、ボーリングのレーン床にも使われるほど衝撃に強いのが特徴です。
ソフトメープルは柔らかく加工性に優れているのが特徴です。
華やかな乳白色は、明るく清潔感のある部屋を演出してくれます。

8つ目は「ブラックチェリー(バラ科)」です。
最初は淡いピンク色ですが、年月を経ることで徐々にオレンジがかった飴色になっていきます。
グランドピアノやハープなどの精密な加工が求められるものにも使われるほど加工性に優れているのが特徴です。

□無垢材を使うメリットとデメリットとは?

*メリット

1つ目は、経年変化を楽しめることです。
樹種を紹介した際にも述べたように、無垢材は年月を経ることで色合いが変化します。
樹種によって変化の仕方はさまざまで、木目が際立つものや色味が濃くなるもの、逆に色味が薄くなるものなどがあります。

2つ目は、調湿効果があることです。
調湿とは、湿度を調整する機能のことを指します。
夏の湿度が高い時には無垢材が水分を吸収し、部屋の湿度を下げてくれます。
反対に、冬の湿度が低い時には無垢材が水分を放出し、乾燥しすぎるのを防いでくれます。
無垢材の調湿作用のおかげで、部屋の快適性が高まりますね。

3つ目は、断熱効果があることです。
冷たい空気は下方に行くため、フローリングは冷たくなりがちです。
しかし、無垢材は空気を多く含んでおり、その空気が断熱の役割を果たしてくれます。
そのため、寒い冬でも冷気が無垢材に伝わりにくくなり、冷えるのを防いでくれます。
調湿効果と断熱効果は柔らかい素材ほど効果を発揮します。

4つ目は、木材本来の味を楽しめることです。
複合フローリングのデザイン性が向上しているとはいえ、木の断面がそのままフローリング素材となる無垢材フローリングには及びません。
切り方や挽き方で木目が変わるので同じ木目の無垢材は存在しません。
唯一無二のフローリングを楽しむことが出来ます。

*デメリット

1つ目は、膨張と収縮を起こすことです。
調湿効果によって水分を吸収、放出することで、無垢材は膨張や収縮を起こします。
その結果、フローリングに隙間や反りが生じることがあります。

2つ目は、傷がつきやすいことです。
無垢材は表面加工が施されていない天然木であるので、傷がつきやすいです。
特に、柔らかい樹種は物を落とすと凹むこともあります。
猫や犬の爪の痕も付きやすいので、ペットを飼っている家庭では注意が必要です。

3つ目は、価格が高いことです。
無垢材フローリングは施行に手間がかかるため、高価になりやすいです。
製品によっては複合フローリングが高い場合もありますが、基本的に無垢材フローリングの方が高価です。

□まとめ

今回は「無垢フローリング」について詳しく解説しました。
フローリングは家の印象を大きく変えるので、ぜひこだわってみてくださいね。
フローリングに関してさらに詳細を知りたいという方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

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