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2021年9月18日(土)

  • コラム

注文住宅の購入をお考えの方へ!無垢材のメリットとデメリット、無垢材の家の価格をご紹介!

「注文住宅の購入を考えていて、住まいに木を取り入れてみたい」
このようにお考えの方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、住まいに無垢材を取り入れるメリットとデメリット、無垢材の家の価格についてご紹介します。

□無垢材のメリットとデメリット

天然の木を用いて作った木材のことを無垢材と言います。
これは建築では幅広い用途で用いられ、多くはフローリング材として床へ用いられます。
節があるものやないものがあり、それらの違いによって室内に現れる雰囲気も異なるため、オーナーの好みを反映させられる点も魅力的です。
ここではそんな無垢材を住宅に取り入れるメリットとデメリットをご紹介します。

このタイプの建材を用いるメリットは、なんといっても素材ならではのデザインや雰囲気を楽しめる部分にあります。
天然の木を用いた材料は、その素材独特の美しさや見た目などから、意匠性を感じることができます。

例えば、モダンな雰囲気を表現したいといった場合にはヒノキを、シンプルかつモダンな雰囲気をといった場合にはナラやスギを建材に、住宅に用いることで、室内の雰囲気もガラッと変わります。
また、室内に木の素材を積極的に取り入れたい場合、塗り方によっても木の見え方が大きく変わるため、どのような雰囲気にしたいかを考えながら素材についても考えることで、理想の家を実現できるでしょう。

2つ目のメリットとして、健康的な暮らしが可能になるといったものがあります。
無垢材とは、上記でも紹介したように自然素材です。
そのため、シックハウス症候群の原因となる化学物質を発せさせることもありません。
子供のアトピーや喘息が原因で、無垢材を多く用いた家への移住をお考えになるといった方も少なくなく、住み変えたことで実際に解決したという話もよくあります。

3つ目のメリットは、機能性です。
無垢材は、用いる木の種類によってさまざまな機能性があることが魅力的です。
一般的に自然素材が持つ機能性として、「蓄熱性」「調湿性」「消臭性」が代表的です。
また、スギやヒノキといった無垢材の特徴として、柔らかいといったものがあります。
これによって足腰への負担も和らぎ、バリアフリーに近い住まいも実現可能です。

消臭性があることも特徴の1つで、家の中で焼肉をした場合でも、匂いが気になりません。
調湿性によって室内の湿気もコントロールされるため、カビが発生しづらいというのも魅了的です。
お部屋の特徴に合わせて、適した機能性を持つ木材を取り入れてみると良いでしょう。

一方で、無垢材を用いることでのデメリットもいくつかあります。
1つ目のデメリットとして、温度によって木材は変形しやすいため、反りやひび割れが発生してしまう点です。
季節の移り変わりを経験するほど変形も同時にしてしまい、それによってできた隙間に埃やゴミが溜まりやすくなってしまうといったことが多いようです。

また、木で出来ているため、傷つきやすいといった事実も否定できません。
コーティングや木材次第では傷がつきにくいといったこともありますが、結局手入れが必要になるということは理解しておきましょう。

2つ目のデメリットは、かかるコストです。
やはり良い質のものを取り入れるとなると、それだけ費用がかかってしまいます。
無垢材で家を建てる場合は、相場の2〜3割程度高い費用で予算を見積もっておきましょう。
しかし、どの部分まで素材にこだわるかでも費用は大きく変わります。
予算に合わせて妥協する部分もあらかじめ決めておきましょう。

□注文住宅で無垢材の家、価格は高い?

上記の内容だと、自由度が高い注文住宅なのでそもそも値段が高く、それに加えて天然素材を用いるため、費用がかかってしまうとお考えになるのが一般的かと思います。
ここでは、無垢材の家を建てるにはどのくらいかかるのか、2つの事例と共にご紹介します。
1つ目は、3種類の無垢材を用いた家です。
この場合の費用の相場は、2,000万円〜2,499万円です。

間取りは5LDKの2階建てで、延床面積は117.79平方メートル、敷地面積は143.41平方メートルとします。
工法には木造軸組を用いており、1階のリビングには島根県、秋田県、三重県のスギ材を取り入れました。
支柱となる大黒柱には吉野檜を取り入れ、家全体で木の質感を楽しめるような作りになっています。

家に入るとすぐに木の香りが漂い、他にはカウンターやキッチン、ギターかけなどさまざまな部分に木材を取り入れた家となっており、清潔感もある家となっています。

2つ目の家は、無垢材と薪ストーブを用いてアンティーク調にまとめた家です。
値段や面積は1つ目のものとほぼ同じで、薪ストーブや小物によって落ち着きのある空間となりました。

以上から、やはり注文住宅に無垢材を用いる高価格となることがわかりました。
しかし、品質を求めるなら無垢材の家がやはりおすすめです。

□まとめ

今回は、無垢材の家のメリットとデメリット、家の価格についてご紹介しました。
注文住宅で無垢材の家をお考えの方は、参考にしていただけると幸いです。
疑問をお持ちの方は、ぜひ一度当社にお問い合わせください。 



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