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2021年5月11日(火)

  • コラム

注文住宅をお考えの方へ! 吹き抜けのメリットとデメリットとその対策をご紹介します!

「できるだけ広く、明るく見えるようにするにはどうしたら良いだろう。」
「吹き抜けを考えているけど、イメージが湧かない。」

明るくて、開放感のある注文住宅を購入しようと思っている人はいませんか。
注文住宅で吹き抜けを考えている人の中には、土地は広くないけど、できる限り広く見せたいと考えている人もいると思います。
そのような方に今回は、吹き抜けのメリットとデメリットとその対策を解説します。

□広く見えるだけじゃない?吹き抜けのメリットを紹介!

天井の高い部屋は、開放感があって、広く感じますよね。
吹き抜けは、文字通り、1階部分と2階部分の床を切り抜いたスペースなので、開放感があって広く感じ、デザイン性もあります。
実は、吹き抜けには、広く見えること以外にもたくさんメリットがあるので、これからご紹介していきます。

*自然の光が差し込む部屋になる!

吹き抜けは、本来ならば天井となる上層部の床がないため、上からも日の光が差した自然光であふれる部屋にできます。
住宅が密集した地域で家を建てる方は特に、窓だけでは十分な日が差し込まないのではと心配になるでしょう。
しかし、そのような場合でも吹き抜けがあれば、近隣に接することのない天井から光を取り込むめるので安心です。
また、日中は自然の光が証明となるため、電気代も節約できます。

*風通しがよく、換気にも最適!

小学生のとき、理科の授業で空気の流れについて勉強しましたが、実は、ここでもその空気の循環の原理は使われています。
冷たい空気は下に行き、暖かい空気は上に流れていくため、空気がたまることを防げます。
窓の設計の方法によっては、より素早く効率的に換気できます。
吹き抜け+シーリングファンは、さらに換気のできた心地よい空間にする秘訣です。

また、空気の流れだけでなく、家族とのコミュニケーションのしやすさも、吹き抜けならではの良さです。

*デザイン性の高いおしゃれなおうちになる!

吹き抜けは、近代的な建築デザインのため、おしゃれにみせられます。
それだけでなく、アレンジの仕方によっては、自分好みのデザインにできます。
例えば、大きなスイングチェアを取り付けたり、ロッククライミングが趣味の方は、壁にロッククライミングを設置したりすると遊び心のある部屋になります。
照明やシーリングファンを一工夫すると、さらにおしゃれに見せられますね。

□良い事ばかりじゃない?吹き抜けのデメリットとその解決策を解説!

さて、これまで吹き抜けの良いところばかりをご紹介してきましたが、そんな吹き抜けにもデメリットはあります。
「デメリットがあるならやめようかな」と吹き抜けを諦めそうになった方でも大丈夫です。
そんな方のために、4つのデメリットをご紹介しながら、その解決策も順番に解説していきます。

1つ目は、吹き抜けがある家は、掃除がしにくいことです。
吹き抜けは、天井が高く開放感があるというメリットを持っている反面、手の届かない場所の掃除が大変です。
特に、シーリングファンを設置していると、定期的な掃除が難しいため、断念される方もいます。
この場合、少し費用がかさみますが、高い場所にある窓やシーリングファンは、高所専用の掃除道具で手入れをするか、お掃除専門の会社に委託する必要があります。

2つ目は、1階と2階がつながっていることです。
一見、長所に見えるところですが、冬場の光熱費がかさむことや、音や匂いが家中に伝わるという点が好まれません。
吹き抜けとしてのメリットは、薄れてしまいますが、採光ロールスクリーンを仮の天井とすることで、部屋の温度に対する問題は解決できます。
また、音に関しては設計の段階で設計士さんと相談しておくとある程度防げますし、遮音性のカーテンを利用することで音を響かないようにもできます。

3つ目は、2階のスペースが狭くなることです。
吹き抜けを作ることによって、2階の床の部分がなくなるので、その分2階のスペースが狭くなります。
設計の段階で、どのくらい2階のスペースが確保できるか確認することが必要です。
希望通りにいかないときは、できるだけ収納が多くできる設計にすることをおすすめします。

4つ目は、設計によっては、カビが生えやすくなったり、耐震性が下がったりすることです。
実は、吹き抜けを作る方角によっては、カビが生えやすくなります。
北側は日当たりが良くないため北側に吹き向けを作ると湿気がたまり、結露でカビが生えてきます。
どうしても北側に作りたい場合は、結露に強い窓を使うことや、こまめに手入れをすることをおすすめします。

また、作る場所によっては、耐震性が弱くなりますので、吹き抜けの設計の際は、しっかりと設計士さんとお話ししておくと良いですね。

□まとめ

注文住宅では、自分のこだわりを存分に詰め込みたいですよね。
その一つとして、今回は「吹き抜け」についてメリットとデメリットを解説しました。
おしゃれで、開放的な一方で、お手入れや設計の際の注意点がありましたが、きちんと設計段階で対策ができていると自分の理想を叶えられます。
今回の記事が、吹き抜けを考えている方の参考になると幸いです。

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