おしゃれな注文住宅やリフォームのアクセントになり得るのが無垢材のフローリングです。
そんな憧れの無垢材ですが、
「木材の種類がたくさんありすぎてどれを選んでいいかわからない。」
という方も多いのではないでしょうか。
今回は、無垢材に使われるおすすめの木材の種類を雰囲気別に詳しくご紹介していきます。

□ナチュラルでおしゃれな雰囲気にぴったりな木材2選！

まずはナチュラルですっきりとした雰囲気にしたい方にお勧めの木材をご紹介します。

一つ目は、オークです。
オークは一番人気といっても過言ではないくらいポピュラーな樹種です。
オークは日本ではナラと呼ばれており、どんぐりのなる木として有名です。
身近なものだと、ウイスキーやワインの樽によく使われています。

はっきりとした木目とやさしい雰囲気で、どんなインテリアにも合わせやすいのが特徴です。
また、北欧スタイルの象徴とも言える木材でもあります。
北欧スタイルのナチュラルかつシンプルなお部屋には、明るくはっきりとした木目のあるオーク材が欠かせません。
北欧スタイルの人気上昇につれて、海外でもオークの人気が高まっています。

また、オークの木は固くてキズが付きにくいという特徴もあり、床材に適しています。
木目が詰まっており、収縮率や吸水性が低くシミになりにくいので非常に扱いやすい樹種です。
また、オークはたくさん生えており、供給量も多いため、比較的価格が安いのも人気の理由です。

二つ目はメープルです。
メープルシロップで身近な存在のメープルは、北米を中心に分布しています。

メープルの特徴は、硬い材質と透明感のある乳白色の見た目です。
オークのようなはっきりした木目はありません。
木目は真っすぐ通っており、所々に小さな鳥の目のような「バーズアイ」や縮み杢（もく）が現れます。
この模様がメープルの透明感のある木肌を引き立たせます。

メープルは、ナチュラルかつシンプルなお部屋にぴったりです。
明るい色なので、キッチンやリビングなど、さわやかで清潔なイメージにしたい方はおススメです。
また、ほこりや髪の毛も意外と目立ちにくく、見た目の清潔感も保ちやすいです。

□日本の魅力満載！癒しの空間にぴったりな木材2選！

続いて、日本らしい魅力の詰まった癒される雰囲気の木材をご紹介します。

一つ目は、杉です。
杉も非常に人気の木材です。
日本でも古くから親しまれており、「和」の印象も強いですよね。
しかし、実は伝統的な日本家屋だけでなく、現代的な洋風建築にも人気の品種なのです。

杉の特徴は力強い節と心地よい香りです。
また針葉樹特有の柔らかさも特徴の一つです。
とても柔らかいためキズは付きやすいですが、その分クッション性が高く足腰に負担が掛かりません。

また、杉は断熱性にも優れています。
夏は涼しく冬は暖かいので、一年を通してとても快適に過ごせます。
調湿効果も高いため、ウォークインクローゼットなどの収納との相性も抜群です。
杉も供給量が多いため比較的お手頃な品種です。

二つ目はヒノキです。
ヒノキは言わずと知れた日本を代表する木材ですよね。
日本書紀にも記述があるほど古くから最高級の建築材として知られてきました。

見た目は杉と少し似ておりますが、ヒノキは杉より成長が遅く、その分強度があり、価格も少し高いのが特徴です。
その分抗菌・防虫効果があるので、長く快適に住まわれることを考えるととても優れている木材と言えます。

また、ヒノキの最大の魅力ともいえるのが、癒し効果抜群のその香りです。
リラックスできるヒノキの香りが生活の癒しになること間違いありません。

□高級感たっぷり！落ち着いた雰囲気の木材2選！

最後に、高級感あふれる深い色が特徴の木材をご紹介します。

一つ目が、ウォールナットです。
ウォールナットの特徴は、重厚感のある深い色と美しい木目、衝撃に強い丈夫さです。
魅力的な深みのあるカラーで、モダンからアジアンリゾート風のお部屋にまで様々なテイストによくなじみます。
高級感もあるので、大人の落ち着いた家といった雰囲気になります。

また、強度も高く、キズが付きにくいため扱いやすい樹種といえます。
深めの色の無垢フローリングにしたい場合もオススメです。

二つ目は、ローズウッドです。
ローズウッドは「木材の王様」ともいわれており、高級感あふれる美しい縞模様が特徴です。
ローズウッドは日本では紫檀と呼ばれて親しまれています。
深みのあるダークカラーをベースに、ほんのり紫がかっていたり緑色を感じたりと、個性的で優美な雰囲気が楽しめます。

また、耐久性も抜群で、木材の中でもトップクラスに固いです。
そのため、キズが目立ちにくく、長い間その美しさを楽しめます。

□まとめ

今回は、無垢材のフローリングとして人気の木材を雰囲気別にご紹介しました。
一つ一つの木材に特徴があるので、部屋の雰囲気に合わせて木材を使い分けるのもいいかもしれません。
いろいろな木材を比較して、あなたの理想のお部屋作りに役立ててください。