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2021年3月18日(木)

  • コラム

憧れの無垢材の思わぬ落とし穴とは?無垢材のデメリットと後悔しないための対処法をご紹介!

リフォームや注文住宅をお考えの方なら無垢材に憧れている方も多いのではないでしょうか。
木のぬくもりと香りを感じられるという理由で大人気の無垢材ですが、実は思わぬ落とし穴も存在するのです。
今回は、そんな無垢材のデメリットとそれの対処法をご紹介していきます。

□思わぬ落とし穴!無垢材を選んで後悔しないためには?

まず一つ目の落とし穴は、床の間の隙間にゴミやホコリがたまりやすいことです。
無垢材の床は木材と木材の間にどうしても隙間ができてしまい、そこにゴミやホコリが詰まってしまうのです。
掃除機やお掃除ロボットの吸引力ではそれらを完全に除去することは難しいです。

また、そのように詰まったホコリやゴミがゴキブリのエサやダニなどの温床になる可能性もあります。
そのため、隙間に詰まった汚れを爪楊枝などで定期的に掃除する必要があるのです。


二つ目の落とし穴は、日焼けによる変色です。
無垢材は天然素材故に、紫外線を浴びると変色しやすいという落とし穴があります。
床にカーペットやラグを敷いていると、敷いている部分と敷いていない部分ではっきり色の差が出てしまう恐れがあります。
経年劣化とはいえ、変色を少しでも抑えたいという方に2つの対策をご紹介します。

まず、遮光カーテンや紫外線カット効果のあるフィルムを使用することが挙げられます。
室内が暗くなってしまう場合は、紫外線カット効果のあるレースカーテンもオススメです。

次に、カーペットやラグは定期的に移動させることが挙げられます。
定期的に部屋の模様替えをすることで、日焼け跡が目立ちにくくなります。

日焼けによる変色が心配な方は、これらの対策をしてみてください。


三つ目の落とし穴は、こぼした水分がシミになりやすいことです。
タイルやビニールの床であれば、水分が浸透しないため汚れがシミになる心配はありません。
しかし、無垢材の場合、表面にある無数の穴から水分が内部に浸透してしまうため、水や、果汁などを床にこぼしてしまうとシミになる恐れがあります。

水だけであれば、乾燥すればシミになりませんが、果汁やコーヒー、ペットの排泄物などであれば染みができます。
また、無垢材の表面に汚れが付着していると、こぼした水滴と共に無垢材の中に沁み込んでいくので、シミになりやすいです。
この他にも、キッチンや洗面所などの水回りでは、表面に汚れがなくても次第に染みができてしまうかもしれません。
シミを完全に修復するのは難しいですが、こぼしたらすぐふき取るようにすることである程度の対処は可能です。

また、水滴以外にも様々な汚れが付きやすいです。
無垢フローリングは、人が裸足で歩いて付着した汗や皮脂などもこびりつきます。
そして、それらの汚れは時間が経つと黒ずみになって表面に現れます。
さらに、キッチンのフローリングでは、調理中に気づかぬうちに飛び散ってしまった油がシミになってしまうこともあります。

しかし、このような黒ずみや油ジミは、次のような方法で案外簡単に落とせるのです。

*黒ずみの落とし方
まず、原液のままの酢を雑巾に染み込ませ、黒ずみがきれいになるまで拭き取りましょう。
つぎに、水の含ませた雑巾で酢をふき取ってください。

*油ジミの落とし方
まず、雑巾で石鹸を泡だて、油染みの箇所を拭いて汚れを落としましょう。
つぎに、ついた石鹸をふき取ってください。

黒ずみも油ジミも、身近にあるもので簡単に綺麗になります。
こまめな掃除をすることできれいなフローリングを保ちやすくなるでしょう。

四つ目の落とし穴は、ホットカーペットやこたつが使えないということです。
無垢材のフローリングは天然木を使用しているため、熱で変形してしまいます。
ホットカーペットやこたつの場合、床の一部に長時間熱がこもります。
こもった熱は高温になり、それが続くとひび割れたり、そったりという不具合が出てしまいます。

とはいえ、冬の冷え込む日にこういった暖房器具は必須アイテムですよね。
そこで、ホットカーペットの使用時の無垢材の温度変化を少しでも和らげるための対策を二つご紹介します。

1つ目は、床と接する面が暖かくならないホットカーペットを使うことです。
現在上の面のみ暖かくなるホットカーペットも販売しているようです。

2つ目は、床用断熱シートをホットカーペットの下に敷いて使用することです。
断熱シートを使用することで熱がフローリングに伝わりにくくなり、無垢材への負荷が軽減します。

ホットカーペットを使用される方は、このような工夫をしてみてください。 

また、無垢材の中には、床暖房対応のものもあります。
しかし、そのような素材でも、床暖房使用時には注意が必要です。
床暖房使用時にラグを敷いたり、直置きのソファなど床に接する面積が大きい家具を置いたりするのはおススメできません。
そのラグや家具の下が高温になり、床材に不具合が出ることがあります。

床暖房対応商品でもラグ等は敷かず、ソファは脚付きの物を使用するのがよいでしょう。

□まとめ

今回は無垢材の落とし穴とそれの対処法についてご紹介していきました。
デメリットもしっかりと把握したうえで、後悔の無いようしっかりと検討してみてください。

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