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2021年1月18日(月)

  • コラム

無垢材についてご紹介!住宅購入をご検討中の方へ!

住宅の床やテーブル、ウッドデッキなどの建材を検討中、「無垢材」という素材名をよく聞く方は多いのではないでしょうか。
あまり耳なじみがない無垢材は、どのような素材なのか想像しにくいですよね。
そこで今回は、無垢材の特徴やメリットデメリット、メンテナンス方法についてご紹介します。

 

□無垢材とは?

 

無垢材とは、木の種類の名前ではなく、木から切りだしたままの、自然な状態の木材を指します。
例えば、木から薄く切りだした木材を接着剤でくっつけた木材は、「集成材」になるため、同じスギという種類でも、「スギの無垢材」や「スギの集成材」と呼ばれます。

無垢材の大きな特徴は、木目の表情が豊かということでしょう。
加工をほぼしておらず、切りだしたままであるため、木の自然な状態を味わえます。
ほかにも、色や香り、質感うや木目、肌触りなどは、木の種類によってさまざまな表情が見られるため、自分好みの無垢材を使用すれば、こだわりの住宅を作れるでしょう。

 

□無垢材のメリットとデメリットは?

 

次に、無垢材のメリットとデメリットを紹介します。

1つ目のメリットは、長年にわたって木の表情を味わえることです。
無垢材は、時が経つにつれて状態が変化していきます。
新品の無垢材は、木材や香りを味わえ、十年ほど経った無垢材では、ツヤや趣のある色を楽しめるでしょう。
家族や自分自身と共に変化していく無垢材と長年連れ添うことで、より住宅に愛着がわくのではないでしょうか。

2つ目のメリットは、湿度を調節するはたらきがあることです。
木は周りの湿度に反応して、水分を放出、吸収します。
そのため、無垢材を使用している空間であれば、室内の湿度は一定に保たれます。
湿度が高く蒸し暑い夏や、乾燥してのどや肌が荒れやすくなってしまう冬でも、快適にすごせるのではないでしょうか。

3つ目のメリットは、冬でも室内が冷えにくいことです。
冬は暖かい空気が上に、冷たい空気が下に行くことで、床が冷えてしまい、足元から鋭い寒さを感じてしまうことが多いですよね。
しかし、無垢材は大きな空気を含んでいるため、その空気が断熱作用を果たし、冷たい空気を防いでくれます。
無垢材を床に使用すれば、ペットやはいはいで移動するお子様にも優しく、住みよい空間になるでしょう。

しかし、無垢材にはいくつかのデメリットも存在します。無垢材を使用する際には、これらのデメリットを理解し、対策しておくとよいでしょう。

1つ目のデメリットは、床や壁に反りや隙間が生じてしまう恐れがあることです。
無垢材は、水分が放出、吸収される湿度を調節するはたらきによって、収縮と膨張します。
とくに、水分によって膨張すると、変形だけではなく無垢材が割れてしまう可能性もあるので注意しましょう。
あらかじめ水分を含みにくい無垢材を選んだり、無垢材に水をこぼしてしまったらすぐに拭いたりなどの工夫が大切です。

2つ目のデメリットは、傷がつきやすいことです。
無垢材は加工をほぼしておらず、切りだしたままの自然な状態の木材であるため、加工がされている集成材に比べて傷つきやすいでしょう。
特に、スギやヒノキ、パインなどの柔らかい無垢材は、何かを落とししただけでもへこんでしまう恐れがあるため、注意が必要です。
しかし、木の水分によって膨張する特徴を利用すれば、凹みをなおすこともできます。

 

□無垢材のメンテナンス方法とは?

 

実際に無垢材を使用することになれば、メンテナンスは必須ですよね。
基本は乾拭きと水拭きだけでも十分ですが、きれいな状態を長く保つためには、無垢材に合ったメンテナンス方法を知っておくことが重要です。
そこで、ここでは、3つのメンテナンス方法をご紹介します。

1つ目は、水拭きです。
水拭きは毎日行う必要はありませんが、1、2か月に1度行うとよいでしょう。
ポイントはぞうきんをしっかりと絞り、部屋の隅々まで拭くことです。
無垢材は水に弱いため、水分で傷んでしまうことを避けるためにも、高頻度で水拭きをするのはやめましょう。

2つ目は、クリーナーを使用して汚れを落とす方法です。
普段は乾拭きと水拭きだけで問題ないですが、汚れが目立ってきたらクリーナーやワックスなど、専用の汚れ落としを使用すると良いでしょう。
乾いたぞうきんやいらなくなった布で無垢材全体にクリーナーを広げ、汚れがひどいところから順番に拭いていきましょう。
頻度は半年に1度を目安にしてください。

3つ目は、再塗装をすることです。
表面が水をはじく、撥水(はっすい)機能が低下し、塗装が傷んでいたら再塗装をすることをおすすめします。
再塗装の前には、表面のほこりなどの汚れをよく落としておきましょう。
汚れが残ったまま再塗装をすると、ほこりも一緒に塗り込まれるため、見栄えが悪くなってしまいます。

 

□まとめ

 

今回は、無垢材の特徴やメリットデメリット、メンテナンス方法についてご紹介しました。
無垢材を使用した住宅について想像しやすくなったでしょうか。
この記事がお客様の納得のいく住宅作りの参考になれば幸いです。

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