リフォームをご検討の方の中にも「リフォームとリノベーションの違いがわからない」や「どれくらい費用がかかるのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、リフォームとリノベーションとの違いについて、リフォームの設備ごとの相場とリフォーム費用を安く済ませる方法の３つを紹介します。

 

□リフォームとリノベーションの違いについて

 

まずは、リフォームとリノベーションに違いについて紹介します。

リフォームとは老朽化した建物を新築の状態に戻すことをいいます。
つまり、リフォームはマイナスの状態のものをゼロの状態に戻す作業であると捉えましょう。

それに対しリノベーションとは、既存の建物に大規模な工事を行うことで、住まいの性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすることをいいます。
つまり、リノベーションはプラス要素を加えていく作業であると捉えましょう。

 

□リフォーム費用について

 

では、ここからはリフォームについて取り上げ、その設備別の費用の相場を紹介します。

 

＊設備の施工以外にかかる費用

 

設備別のリフォーム費用の相場を紹介する前に１つ留意する点があります。
それは、リフォームには設備の施工以外にも費用がかかることです。
意外とこの部分の費用を見落とす人が多いため注意しましょう。

具体的には、大型のリフォームの場合には引っ越しの必要性が出てきます。
そのため、仮の住まいの賃貸、引っ越し費用、トランクルーム費用などがかかります。
その他にも、建築確認申請の手数料や、工事請負契約を結ぶときの印紙税などもかかります。

 

＊設備ごとのリフォーム費用の相場

 

次に、設備別のリフォーム費用の相場を紹介します。

まず、トイレのリフォーム費用の相場です。
トイレのリフォーム費用は10万円〜40万円で、全体の約60パーセントを占めています。この価格帯は、設備別の中では比較的手が出しやすい価格帯といえるでしょう。
しかし、和式便所から洋式便所への交換や、間取りを変更する場合は50万円を超えることが多いため注意しましょう。

 

次に、洗面所のリフォーム費用の相場です。
洗面所のリフォーム費用の相場は10万円〜40万円で、全体の約65パーセントを占めます。
また、最小限の機能の商品への交換の場合では、20万円以下で設置できます。
洗面所はトイレと同様に設備別のリフォームの中で比較的手が出しやすい価格帯であるということを覚えておきましょう。

外壁のリフォーム費用の相場は51万円〜150万円で、全体の約65パーセントを占めます。
しかし、外壁のリフォームは塗装と外壁材の張り替えの2種類あり、塗装は50万円〜100万円が相場で、外壁材の張り替えは100万円〜150万円が相場です。
そのため、外壁材の張り替えを検討している方は130万円ほどかかると見積もりましょう。

 

最後に、屋根のリフォーム費用の相場です。
屋根のリフォームの相場は100万円以内が相場で、全体の約55パーセントを占めます。
また、屋根のリフォームにおいても塗装と重ね葺き(カバー工法)という既存の屋根の上から新しい屋根をかぶせる2種類がある。
塗装は60万円以下が相場で、重ね葺きは規模や屋根材によって大きく変化するものの120万円が相場であることが多いです。
そのため、重ね葺きを検討している方は100万円以上を予算として準備しておきましょう。

 

□リフォーム費用を安く済ます方法

 

次に、リフォーム費用を安く済ます方法を紹介します。

 

まず1つ目は、設備の交換という理由でのリフォームで、特に商品の種類にこだわりがなければ、材料や設備のグレードを落とすということです。
建築会社や工務店から勧められたままに選んでしまうと、余計な機能にお金をかけてしまうことがあります。
そのため、リフォームする際には自分に必要な設備に機能を述べて、余分な機能とコストを抑えましょう。

 

2つ目は、まとめてリフォームするということです。
まとめてリフォームすることで建築会社や工務店に支払う人件費や足場の設置費用を抑えることができます。
しかし、ある設備のリフォームに緊急性がある場合は、他の設備のリフォームを待つ必要はありません。

 

３つ目はリフォームを依頼する業者をしっかりと選ぶということです。
具体的には市町村が実施するリフォーム関連の補助金・助成金制度の指定業者を選ぶことで、一部費用が浮く可能性があります。

 

□まとめ

 

本記事では、リフォームについて３つ観点から紹介しました。
リフォームをご検討の方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
また、当社ではリフォームや注文住宅に関する記事を掲載しておりますので、興味がある方はぜひご覧ください。