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2020年5月25日(月)
注文住宅の間取りの決め方についてご紹介!
「注文住宅を建てたいけど、間取りはどうやって決めたら良いだろうか?」
自由に設計できる注文住宅は、工夫を凝らして計画したいですよね。
しかし、注意すべきポイントを押さえ損ねると、住みにくい家になってしまうかもしれません。
そこで今回は、注文住宅の間取りの決め方についてご紹介します。
□家を建てる際の制限について知りましょう
自分の土地にどのような家を建てるかは基本的には自由ですが、法律により一部制限がかけられることは知っておくべきでしょう。
そこで、今回はそのうち代表的なものをご紹介します。
*建ぺい率の制限
防災上の観点から、土地に対して限界まで建物を建てることを制限するために規制されています。
建ぺい率は、土地の面積に占める家の面積の割合を指し、用途によって異なります。
現在では30~80%の間となっており、用途によって大きく異なると言えます。
*容積率の制限
水道などのインフラに対して人口が過密になるのを防ぐため、土地に対する延べ床面積(二階なども含めた、家全体の床面積の合計)を増やしすぎるのを制限するために規制されています。
50%~500%となっており、これも用途により異なります。
*北側斜線の制限
名前の通り、北側に家がある場合の高さ制限です。
このような制限があることを知らずに土地を買ってしまうと、理想の家が建てられなくて困ることになるかもしれません。
土地を買う際には十分注意して確認し、家の設計士とも相談すべきでしょう。
ちなみに、このような制限には緩和条件があり、「角地」や「耐火建築物」などと認められる場合、制限を緩くできます。
□要望をまとめる際の注意点
間取りを決める上で、住む人の要望を取り入れることは最も大事ですが、実はこれは非常に難しいことですよね。
各自の理想の家があっても、全員の要望が叶うことはほぼないと考えて良いでしょう。
そのため、要望に優先順位をつける必要がありますが、まずは家に一番長い間いる人の要望を叶えることを優先してあげるのはいかがでしょうか。
まず一つ外せない要望が決まると、意外とその後の意見がまとまりやすくなるはずです。
最終的な設計は設計士に相談して決めるものですが、相談する前に要望の優先順位をはっきりと決めておくと良いでしょう。
また、要望一つ一つに対して、なぜそうしたいのかという理由があるとさらに良いのではないでしょうか。
家の間取りに対する要望が叶いそうにない場合でも、どんなことを叶えたいのかがはっきりしていれば、相談して代替案を提案できるかもしれません。
□家の間取りへの要望で多いものとは?
要望に優先順位をつけることは重要ですが、急に結論づけるのは難しいですよね。
そこで、注文住宅を建てる際に挙げられる要望の中でも、特に多いものを5つご紹介します。
*収納にこだわりたい
収納が十分にあるかどうかは部屋の広さに直結してきますよね。
また、収納の配置にもこだわることで、生活の効率が大幅に変わってきます。
この点は、特に家事を主にする人の意見を優先的に取り入れるべきではないでしょうか。
最低限今ある荷物は収納できるように、収納したい場所と量を明確にしたうえで計画しましょう。
*部屋の採光を重視したい
同じ部屋でも、窓の配置次第で採光は大きく変わってきます。
方角や周りの建物を考慮して、時間があれば、一日の中で太陽の差し込む角度を調べることをおすすめします。
*風通しの良いつくりにしたい
リビングなど、長い時間を過ごす空間の風通しは重要ですよね。
基本的には、2つ以上の窓を対面に設置して、風の通り道を確保するのが良いでしょう。
また、南側の窓を大きくし、北側の窓を高くとると風が通りやすいとも言われています。
*導線を最適にしたい
長い間家で生活することを考えるならば、スムーズに生活できる導線について考慮すべきでしょう。
家電や家具の配置もある程度決めたうえで相談すると、それらを考慮した設計によって、スムーズな導線を実現できるでしょう。
*音を気にせずに生活したい!
生活音や、家の前の道路の音を気にする方も多いですよね。
水回りや、隣の家との距離が近いところではどうしても音が発生してしまいます。
特にトイレの真下では排水の音が避けられない場合があるため、静かな空間を求める方は注意が必要です。
□間取りで注意すべきポイント
間取りを決める際、様々な要望を叶えていくうちに、見落としがちな点もあります。
例えば、家の前の空き地にマンションが建って採光の量が減る可能性や、吹き抜けなどの開放的なつくりのせいでキッチンの臭いが家全体に広がってしまう可能性などです。
やはり、様々な可能性を考慮して、許せる範囲を明確にすることをおすすめします。
□まとめ
注文住宅の間取りの決め方についてご紹介しました。
間取りは、最終的には建築士と相談して決めるものですが、まずは住む方の要望を整理して、また、なぜそうしたいのか理由まではっきりさせておくことが大切です。
そうすることで、納得して間取りを決められるはずです。
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