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2020年3月25日(水)

  • コラム

注文住宅における資金計画の重要性と流れをご紹介

「注文住宅での資金計画の重要性とその流れについて知りたい。」
家を新築する際には、お金のことが気になりますよね。
資金計画はそこで行われるものですが、その目的や方法がわからないかもしれません。
そこで今回は、注文住宅での資金計画の重要性とその流れについてご紹介します。


◻︎資金計画の重要性

資金計画とは、現状のお金を把握し、今後のやり繰りの見通しを立てる作業のことを指します。
そもそもなぜ資金計画を行うことが叫ばれているかご存知でしょうか?
今ではローンやクレジットカードなどで自己資金がなくても新築できます。
しかしながら、何も考えずに住宅を新築するのは大変危険です。
まず、自分の住宅を持つことで支払う必要のある税金の種類が増えます。
また、ローンを借りている場合にはその返済も必要です。
そして、お子様の教育費・将来的な老後の生活費も見込んでおくのが大切でしょう。
住宅新築の資金計画を無視すると、将来の生活が苦しいかもしれません。
そのような事態を避けるためにも、資金計画を行っておくことは大切なのです。


◻︎資金計画の流れ

まず、現時点での持ち合わせから、住宅の新築にかけられるかを考えます。
次に、新築にかかるであろうおおよその費用を見積もりなどから算出しましょう。
仮にその金額が手持ちのお金を下回っていたら、特に問題なく支払えます。
しかしながら、新築にかけられる資金が充分でなければ、住宅ローンの申請を視野に入れます。
たくさんある支払いのうちどれを自己資金で、どれを住宅ローンで行うのかを考えるのが重要です。
また、月々の返済金額やその期間も計画していきます。


◻︎資金計画をする際のポイント

*支払いの場面を把握できているか

注文住宅における支払いは工事代金だけではありません。
工事代金そのものも一括ではなく、何度かに分けて払うこともあります。
また、住宅を建てる際に必要な税金や土地に関する費用も考えておくのが重要です。
持ち家があることで支払いの場面も増加します。
そういった支払いの場面にどのようなものがあるのかを把握しておきましょう。

*自己資金で賄えるのか、それとも住宅ローンも使うのか

住宅の新築を自己資金だけで行えるのかは、その後の支払いの計画を立てる上で重要です。
周りから受け取ることができるのであれば、それがどの程度になるのかも計算してみましょう。
その上で、ご希望になられている工事を行うのに可能な金額なのかを比較します。
厳しい場合には、工事プランの変更または住宅ローンをどの程度借りるのかを考えましょう。

*長期的な支払いの道筋が示せているか

特に住宅ローンを申請した場合ですが、返済には数十年もの年月がかかります。
返済で苦しむことも辛いでしょうし、滞って家を手離しては話になりません。
確実に返済できるかを将来的な収入や生活様式を踏まえて考えるのが重要です。
ローンには金利や返済方法など様々な種類のものがあります。
ご自身にとって無理のないものを選んで今後の生活の見通しを立てましょう。


◻︎資金計画で知っておきたいローンの種類

資金計画の際には、ローンの種類や特徴を理解するのも大切です。
ここではよく挙げられる分類に関してご紹介しましょう。

*単利と複利

ローンを借り入れる場合には、金利が付き、借り入れた金額よりも多く返済します。
単利は元金×(年利×経過した年数+1)で、複利は元金×(年利+1の経過した年数乗)です。
つまり、単利は等差で複利は等比で利息が増えていきます。
利息が何度も掛けられると利息分の支払いも大きくなるため、注意が必要です。

*担保型と無担保型

担保とは、ローンの返済ができなかった場合に、代わりに提供するものです。
担保には様々な種類があり、住宅ローンでは土地や家がよく対象とされます。
つまり、お住まいの家が差し押さえられてしまうこともあるのです。
無担保のものがありますが、審査が厳格かもしれません。

*固定金利型と変動金利型

元金に対してかけられる利息の率を、金利と呼びます。
これは、状況に応じて変動するのです。
その時点での金利に応じて利息を決める方法が、変動金利型と呼ばれる方法です。
一方で、借りた当初の金利を最後まで採用する方法もあります。
これが固定金利型で、金利の変化に左右されないため、返済の計画を立てやすいでしょう。

*元利均等返済と元金均等返済

返済方法も、主に2種類存在しています。
元利均等返済は、毎回の返済額が一定である方法で、負担を分散させたい方におすすめです。
一方で、元金均等返済は、返済のうち元金が一定の返済方法で、徐々に負担が減り早く完済できるのが魅力です。


◻︎まとめ

今回は、注文住宅での資金計画の重要性とその流れについてご紹介しました。
計画なしに新築すると、生活に苦しむ可能性もあります。
また、ローンは種類が多いため、それぞれの特徴を知るのが大切です。
しっかりとご自身の現状を把握し、長期的な資金運用の道筋を立てましょう。

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