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2019年12月12日(木)

  • コラム

注文住宅を購入したい!ZEH住宅とは?

最近、新築の注文住宅を検討している方に注目されている「ZEH住宅」をご存知でしょうか。ZEHとは「Net Zero Energy House」の略称で、一般的には「ゼッチ」と呼ばれている消費エネルギーゼロを目指した住宅のシステムを指します。日常、私たちは自宅で照明やテレビなどで電気を使い、料理するときにはガスを使うなどの何らかのエネルギーを消費して生活しています。しかし、太陽光や風力発電などの自然エネルギーが注目されるようになった現在、地球環境に優しい暮らしの実現に向けて「住宅の省エネルギー化」も重要課題のひとつと言われていました。
そこで登場したのが「ZEH住宅」ですが、メディアなどでも大きく取り上げられて頻繁に目にする機会が増えていることの理由には、日本政府が推奨していることがあります。国はZEH支援事業として積極的に活動しており、2020年までに新築住宅での標準にすることを目標に掲げています。
ZEHの要件を満たす新築物件には70万円の補助金を受けられる制度があり、追加要件として、国土交通省の定める「エコまち法」で定義された二酸化炭素の排出を抑制する措置が講じられている低炭素住宅と認められると、プラスで20万円の補助金も受けられるというメリットがあります。
従来の住宅システムでも太陽光発電などが取り入れられていたものの、それでも消費エネルギーをゼロにすることは難しく長年の課題となっていましたが、ZEHという全く新しい基準によって建てられた住宅ならば消費エネルギーを抑えることができるため、自宅で作るエネルギーと消費エネルギーでトータルプラスマイナスゼロにすることが実現可能となりました。
ZEH住宅の認証を受けるためには気密性の高い住宅でなければならず、強化外皮基準が地域ごとに定められた基準値を満たしていること、設計一次エネルギー消費量が基準値よりも20パーセント削減されていること、再生エネルギーも加えた設計一次エネルギー消費量が基準値から100パーセント以上削減されている必要があります。これに加え、太陽光発電など再生可能エネルギーシステムを導入していることも条件となっています。
このように、補助金を貰えることに加え、気密性の高さから月々の光熱費を抑えられることなどZEH住宅にはメリットがたくさんあります。当社は「ZEHビルダー」の登録事業者で、普及目標を2020年度までに50パーセントとして掲げ普及に努めていますので、ZEH住宅に興味を持たれた方は、是非お気軽にご相談ください。

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