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2019年5月15日(水)

  • コラム

注文住宅をより快適に、間取りの考え方のポイント

注文住宅を新築しようと考えておられる方は、自分たち家族にとってオンリーワンの間取りにしたいと思っておられることでしょう。しかし、資金の制約があったり、建設用地の広さの制約や日当たりのことなどがあるため、何を最優先するのかというところで家族によっていろいろな考え方があるのです。
家族構成はとても重要です。これからお子様が誕生する方は、子供部屋をいくつにするのか悩まれるでしょうし、もうすぐ巣立つ予定のお子様がおられる方も、無駄なスペースを作らないために知恵を絞らなければなりせん。あれもこれもほしくなってくるのですが、優先順位を考えるのが必要です。

玄関からリビングを通らずに階段を上ることができる間取りでは、お客様が来ているときに他の家族が顔を合わせることなく家の中を移動できるという利点がありますが、子供たちが帰宅したときに親に顔を見せることなく二階の子供部屋に上って行ってしまうというデメリットもあります。

限られた面積で間取りを考える場合、廊下のスペースがもったいないように感じてしまいます。そうなると、リビング階段を設置することになると思うのですが、暖房がききにくいというデメリットが出てきます。暖かい空気が高いところに上っていくということは皆さんご存知のことと思いますが、どの程度影響が出るのかまでは、なかなか分からないものです。実際にリビング階段を設置している方に意見を聞いて対策を考えておいたほうが良いでしょう。

水回りの間取りで気を付けるべきところは、できるだけ近くにまとめるという事です。例えば、エコキュートを設置した場所の近くであれば、お湯を使いたいときに短時間で蛇口からお湯が出てきてくれます。お風呂やキッチン、洗面所などお湯を使いたいときに早く出てきてくれないと、蛇口をひねったまましばらく待ち続けることになってしまい、時間も水道代ももったいないです。

キッチンの場所は奥様の意見が最も優先されるべき場所ですが、家事動線を優先するのか家族とのつながりを重視するのかという選択が必要となることがあります。家事をしながら子供たちの姿を見ていたいとか、洗い物をしている時に他の家族がリビングでテレビを見ているのに、奥様からはテレビが見えないとか、ゴミだしをするために勝手口がすぐ横にほしいとか、何を優先するかが問題となってきます。

和室を作るかどうかも悩みどころとなるかもしれません。お客様が宿泊するように和室を作りたいと考えたけれど、ほとんど使うことはないからやめておこうとか、畳で寝ころびたいから和室がほしいとか。家族の生活を想像しながらよい間取りを考えていきましょう。

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