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2019年4月29日(月)

  • コラム

無垢材を長く美しく、おすすめのお手入れ方法をご紹介

無垢材は木そのものが持つ年輪や節目を活かしたデザインが特徴で、独特の風合いは使い続けることで自然な経年変化を楽しむこともできます。

無垢材を利用したフローリングや壁などは、その風合いを強調するためにできるだけ余計なものを足さない目的から表面を滑らかにして耐水性を高めたりツヤを与えるためにウレタン塗料やオイル塗料を塗装する程度に留めたり、一切塗装を行わないケースもあります。

そんな無垢材は、塗装や加工の方法に合わせてしっかりとしたお手入れをすることで長きにわたって使い続けることが可能です。

ウレタン塗装を施した無垢材は、素材の風合いとツヤ感を両立しつつ表面がコーティングされているので耐水性があり、傷も付きにくいのが特徴です。

通常は表面のゴミを掃除機などで吸引し、それでも取れない場合は乾いた布やモップなどで拭き掃除をするのがおすすめで、水拭きはコーティングを傷める可能性があるためできる限り避けます。
それでも取れない汚れは布を固く絞ってできるだけ少ない水分で拭いたり、中性洗剤を薄めたものを染み込ませて拭きます。

水分や洗剤を含んだ布で拭いた場合は、必ず乾燥した布で乾拭きをして湿気が残らないようにします。
オイル塗装は無垢材の質感をそのまま活かしているのが魅力である一方で、表面に一切のコーティングを施さないので傷や汚れが付きやすいため、より丁寧なお手入れが必要です。
布で拭くと摩擦で表面に影響を与える可能性があるためできるだけ掃除機で済ませ、隙間にゴミが溜まった場合は爪楊枝などで取り除きます。

強い汚れの場合はホームセンターなどで販売されているオイル塗装専用のクリーナーを使用し、製品によって布に染み込ませたり汚れに直接スプレーするなどして拭き取り、最後には必ず乾いた布で乾拭きを行います。

無塗装の無垢材は一切の加工をしていないことから素材そのままの色や質感を楽しめる一方で、汚れや染みが一度付くと取り除くのが困難なのが玉に瑕です。
万が一飲み物や調味料を床にこぼすなどしてしまった場合には、まずはできるだけ素早く拭き取りますが、それでも多くの場合はシミが残ってしまいます。

そこでホームセンターなどで販売されている木材の染み抜き用のクリーナーを利用し、特殊な薬剤を塗布すれば汚れを浮き上がらせて拭き取ることができます。
ただし、醤油やソースなど濃い色素のものが染み込んだ時には完全に取り除くのが困難な場合もあります。

この場合には浅いものであれば表面を削ったり、深いものであれば木材の入れ替えなども検討の余地があります。

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