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2023年5月31日(水)

  • コラム

間接照明を検討中の方へ!種類について解説

間接照明は、おしゃれなイメージのあるおなじみの照明方法ですが、正確な意味や効果的な取り入れ方をよく知った上で使っている人は、それほど多くないのではないでしょうか。
自宅にも取り入れてみたいけど、難しそうに感じると悩んでいる方も多いと思います。
実は、基本のテクニックさえ覚えてしまえば、誰でも簡単におしゃれな空間を演出できます。
今回は、間接照明の種類や取り入れる際のコツを紹介します。

□間接照明とは

間接照明と聞くと、一般的に「空間がおしゃれになる」「高級感が出る」といった、意匠的なメリットが先行しがちです。
それ以外にも、空間に奥行きを持たせられたり、明るさが増したりする機能的なメリットも持ち合わせています。

簡単にいうと、壁や床、天井などに光を照射し、あたかも被照射面が発光しているかのように空間を演出する照明のことを指します。
光源が直接目に入らないため、眩しさがなく、被照射面のテクスチャーや素材感を際立たせたり、空間に奥行きや柔らかいニュアンスを加えたりする効果もあります。
間接照明に対して、空間を直接照らす照明テクニックを直接照明といい、天井や壁に取り付けたライトや、デスクの上を明るく照らすライトが直接照明に該当します。

□間接照明の種類とは

一口に間接照明といっても、天井や壁のどちらを照らすかによって、雰囲気は大きく変わってきます。

*シーリングライト

シーリングライトは、天井に取り付けるタイプの照明です。
「間接照明なのか」と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、天井に向かって光を放つシーリングライトも存在します。
天井が光で照らされて、優しい光が降り注ぐ演出が期待できます。

*ダウンライト

ダウンライトは、新築の住宅に利用されることが多い、コストパフォーマンスに優れた照明です。
一般的に、リビングやダイニングを明るくする直接照明として利用されます。
一部の商品は角度を自由に変えられるものもあり、壁面を照らしたりインテリアを照らしたりして、間接照明として利用されることもあります。
一度設置すると、照明の位置や種類を交換するのが困難なため、設計初期から利用シーンを想像して配置しましょう。

*コーブ照明

コーブ照明は、折り上げ天井の中に照明器具が設置されており、光を天井に当てて反射した光を照明として使う照明のことです。
一般的に、ホテルのロビーや寝室でよく使われており、高級感のある空間を演出してくれます。

*コーニス照明

コーニス照明では、光を壁面に直接当てることで壁面を明るく照らします。
壁やカーテンが作り出す光の陰影が美しい照明です。
また、壁面を明るくすることで、空間をより広く感じさせる効果も期待できます。
天井が比較的低い場合でも施工が可能で、高さに制限がある場合でも取り入れやすい間接照明です。

*バランス照明

バランス照明とは、遮光板の付いた照明を壁面に取り付けて、壁の上下を照らすものです。
上下にある程度のスペースが必要になるものの、コーブ照明やコーニス照明とはまた違った雰囲気を演出できるのがポイントです。
壁や天井が明るいと、高さや奥行きをより立体的に感じられるようになるので、空間を広く見せたい場合にも便利です。

□種類が多い間接照明を使うコツとは

1つ目は、電球にこだわることです。
目視できる照明は、特にこだわりを持つべきポイントです。
電球には色温度が設定されているので、部屋ごとに色温度を使い分ければ、おしゃれさと快適性を兼ね備えた空間ができます。
電球のデザインや色温度にこだわりを持ち、製品を探してみるのも楽しいでしょう。

2つ目は、役割に合わせて選択することです。
間接照明を選ぶときにまずチェックしておきたいのが、設置する部屋の役割です。
家族が集まるダイニングやリビングでは、食事やテレビ鑑賞を楽しむ憩いの場としての役割が大きいでしょう。
このような場所には、天井の主照明と併せていくつかの間接照明を利用することで、落ち着いた印象と適度な明るさをプラスできます。

間接照明の効果で、食事を美味しく見せたり、テレビや映画に集中しやすくしたりする効果が期待できます。
寝室や書斎には、書き物や読み物をサポートするための間接照明を選び、部屋の役割に合わせたものを選ぶことが、間接照明選びの重要なポイントです。

3つ目は、機能や給電方法です。
特に、リモコン操作ができるものや調光・調色機能のあるものは、使い勝手が良くなります。
リモコン1つでオン・オフや明かりを調節できることで、部屋のイメージを気分で変えられます。

照明機器の大半は、コンセントにつなぐプラグ電源です。
間接照明でも、大きめのモデルを使うときはプラグ電源が安心ですが、場合によってはUSB給電や乾電池式も選択肢に入れておくと便利です。
狭い場所に照明を複数設置したい場合も、電源タップよりUSBハブのほうがコンパクトにまとまります。

□まとめ

今回は、間接照明の種類や取り入れる際のコツを紹介しました。
間接照明を使うと、部屋に奥行きを持たせられたり、スタイリッシュな雰囲気を演出できたりします。
ただし、間接照明は適当に置くのではなく、置き場所や置き方を工夫することが必要です。
自分のニーズや理想とする部屋のイメージに合わせて、上手に間接照明を設置してみましょう。

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