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2023年5月17日(水)

  • コラム

新築を検討中の方必見!窓の配置のコツを解説

家づくりの後悔の声で意外に多いのが、窓に関する風通し問題。
風通しの良い家は毎日を快適に過ごせるのはもちろん、換気もしやすくなります。
住み始めてから窓が重要であることに気が付いても、変更することは難しいです。
今回は、窓配置のコツや良く使われる窓の種類、それから窓に関する失敗例について解説します。

□窓の配置のコツとは

1つ目は、隣家の窓位置の把握です。
お隣さん家の中が丸見えになるような窓の配置、つまりお隣さん家と窓の配置が丸かぶりになるのは絶対に避けましょう。
お隣さん家と窓の配置が丸かぶりになってしまっては、プライバシーが保たれないため、もうその窓は窓として機能しません。

また、ご自身は気にしなくても向かいの家の住人にとっては迷惑に感じることもあり、近所トラブルの発展にもなりかねません。
プライバシーを気にして一切カーテンを開けなくなってしまうこともあるので、隣家の窓の近くには配置しないよう気をつけましょう。

2つ目は、外から明かりが見えるようにすることです。
防犯性の観点から考慮すると、道側に窓は配置しないほうが良いですが、必ずしもそうとは限りません。
例えば、夜の場面では、ある程度外側から明かりが確認できた方が防犯性に繋がります。
そのため、いくつかは道路側に窓を設置しましょう。
心配であれば、窓の種類をFIX窓にしたり、小さめの窓にしたりすれば問題ありません。
大きすぎると外から丸見えになってしまう可能性があるので、バランスを考慮しましょう。

3つ目は、風が下から上に抜けるように設置することです。
暖かい空気は、家の上部にたまる性質があるため、夏の風通しをよくするためには、風が下から上に抜けるように窓を設置するのがおすすめです。
高い位置と低い位置に窓を設ければ、自然に風の流れができます。

4つ目は、窓のデザイン性です。
採光と通風の役割以外に重要なのが、窓は外観の重要なアクセントであることです。
窓の形やサッシの色を変えるだけで、住宅の外観イメージがガラッと変わってきます。
配置も大切ですが、デザインにもこだわりを持ちましょう。

□よく使われる窓の種類とは

1つ目は、「引き違い窓」です。
サッシを左右に移動させて開閉する、日本の住宅で一番見かけることが多い窓方式です。
床までの掃き出し窓は、お庭やバルコニーの出入り口にできます。
縦横比が決まってしまうため、デザイン性についてはあまり高くありません。
上下レールの構造上、気密性が低くなることも若干のデメリットです。

2つ目は、「上げ下げ窓」です。
2枚の窓ガラスを上下にずらして開けるタイプの窓で、洋風建築でよく見られるタイプです。
メリットとしては、窓ガラスを上下にスライドさせて開閉するため、大きな開口ができず外から侵入されにくいことと、引き違い窓よりも気密性と断熱性能が高いことが挙げられます。

3つ目は、「滑り出し窓」です。
取手やハンドル部分をつかんで回し、外側に押し出す、または手前に引いて窓を開けるタイプです。
縦横どちらの角度に開くのかで、縦滑り出し窓・横滑り出し窓に区別され、開く方向も内開き、外開きに区別されます。
メリットは、引き違い窓よりも小さなスペースで設置が可能ですが、窓を開けるために、開放側にスペースが必要になってきます。

4つ目は、「全開口窓(フルオープン窓)」です。
開口部の幅いっぱいにフルオープンできる窓です。
高さは床から人の背丈以上あるものが多く、全開口にするため、窓を折り畳むタイプと、壁に引き込むタイプがあります。
開放感が強く、ダイナミックに室内と外とを繋げられます。

5つ目は、「ルーバー窓」です。
羽状のガラスを回転させて開閉するタイプの窓です。
ハンドル操作でガラスの角度を自由に調節できます。
お風呂場やトイレに多く採用されていますが、外部からドライバーで羽を取り外せてしまうので、防犯用の面格子を使ってしっかり防犯対策をしておきましょう。

□窓配置の失敗例とは

1つ目は、窓の数を考えずに失敗したことです。
窓の数もしっかり検討しなければいけません。
なぜなら、窓はメリットも多いですが、デメリットも持ち合わせているからです。
窓の数だけ、デメリットが出る可能性もあります。
窓の数が増えるほど、デメリットも増えていくことを必ず頭に入れておきましょう。

2つ目は、機能付きの窓です。
最近の窓はどれも高性能です。
高性能の窓を選ばないと失敗したと思う瞬間が来るかもしれません。
なぜなら、最新の窓は断熱、遮熱、気密性に優れ、更に採光、耐久、デザインなどの性能が向上しているからです。

特に、夏・冬は性能の違いが室内環境を大きく左右してきます。
最新窓の選択には予算との相談が必要ですが、快適な生活を左右する大きな要因となる為、選ばなかった時の後悔は大きなものになるかもしれません。

□まとめ

今回は、窓の配置のコツとよく使われる窓の種類、それから窓に関する失敗例について解説しました。
窓は家の快適性を大きく左右するアイテム。
窓を失敗すると、家の快適性は激減してしまいます。
今回の記事をぜひ参考にしてください。

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