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2023年2月7日(火)

  • コラム

注文住宅に用いられる主な床材の種類とは?

床材とは、住宅の床に使用する仕上げ材のことです。
日常生活を送る上で、床は人間が常に接する部分であるため、注文住宅の設計の段階ではどの床材を選ぶのかをきちんと考える必要があります。
そこで今回は、注文住宅に用いられる主な床材の種類と床材を選ぶ基準、そして注文住宅の場所別におすすめの床材をご紹介します。
注文住宅を建てる際は、ぜひ本記事を参考にしてください。

□注文住宅に用いられる主な床材の種類とは?

1.フローリング

フローリングは、無垢フローリングと複合フローリングの2種類に大きく分けられます。

まずは無垢フローリングについてです。
無垢フローリングは、天然木から切り出した一枚板の床材です。
そのため、木目の美しさが際立ち、味のある色合いを醸し出しているのが特徴です。
また、断熱性が高く、手触りが柔らかいのもメリットの一つです。

次に複合フローリングについてです。
複合フローリングは、集成材や合板の基材の表面に、薄くスライスした天然木を張った床材です。
大量生産がしやすいため無垢フローリングに比べて比較的安価であることが特徴です。
また、収縮や変形が少ないため扱いやすかったり、表面加工次第で耐久性や耐水性などの性能が上がったりというメリットもあります。

2.クッションフロア

クッションフロアは、1.8〜3.5ミリメートル程度の厚さで、クッション性のある塩化ビニル製の床材です。
耐水性が高く、狭い場所でも施工しやすいという特徴があります。
また、クッションフロアは、他の床材に比べて価格が安いため、気軽に導入できます。
さらに、色やデザインのバリエーションが豊富のため、理想のお部屋の雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。

3.フロアタイル

フロアタイルは、タイル状になった塩化ビニル製の床材です。
クッションフロアと同様に塩化ビニル製ではあるものの、フロアタイルはクッション性がなく硬いのが特徴です。
また、耐久性や耐水性、デザイン性に優れているため、素材感を演出するのに適しています。

4.天然石

天然石は、磨いた御影石や大理石を用いた床材です。
表面はツルツルとしていて光を反射する素材のため、ホテルのような高級感を演出できます。

ただ、表面は硬くて冷たいため、素足で踏んだり座ってくつろいだりする場所には適しません。

□床材を選ぶ基準とは?

上記のように、住宅に用いられる床材にはさまざまな種類のものがありますが、どのような基準で選べば良いのでしょうか。

*木の質感を重視する

理想的なマイホームを建てるにあたって、木の質感を最も楽しみたいという方には、無垢フローリングがおすすめです。
無垢材の中にも、さらりとした肌触りの素材、柔らかな温もりの素材、香りの癒し効果のある素材など、さまざまな種類があります。
そのため、実際にショールームに足を運んで、見た目や質感を比較しながら選ぶと良いでしょう。

*メンテナンスの簡単さを重視する

出来るだけメンテナンスをラクにしたい、管理の手間を省きたいという方には、複合フローリングやクッションフロアがおすすめです。
これらは、耐久性や耐水性が高いことから、基本的に特別なメンテナンスを必要としません。

*コストパフォーマンスを重視する

建築コストを抑えたいという方は、複合フローリングを選ぶと良いでしょう。
複合フローリングは大量生産が可能であるため、無垢フローリングに比べて材料費や施工費などの費用が安いです。
そのため、床材1枚あたりの価格が下がり、全体の建築コストも抑えられるのです。

□注文住宅の場所別におすすめの床材をご紹介!

「住宅の中の全てのお部屋で床材を統一する必要があるのか」
このようにお考えの方に、朗報です。
床材は、ご家族の皆さまのライフスタイルに合わせて、お部屋ごとに使い分けるのがおすすめです。
以下では、お部屋別におすすめの床材をご紹介します。

1.トイレ・洗面所・脱衣所

トイレや洗面所、脱衣所などの水回りには、耐水性に優れているクッションフロアがおすすめです。
実は、上記で挙げたメリット以外にも、クッションフロアには「前のクッションフロアの上に新しいクッションフロアを重ねて張ることができる」という特徴があります。
そのため、仮に水によく濡れる部分の塗装が剥がれてきたとしても、簡単に新しいものを貼り直せます。

2.キッチン

キッチンには、複合フローリングまたはクッションフロアがおすすめです。
キッチンの床は、水に濡れたり油汚れが飛んできたりしやすいため、耐水性や防汚性のある素材が適しています。
また、複合フローリングやクッションフロアは、タイルに比べて表面が柔らかいため、食器類を落としたとしても割れるのを防止できます。

3.リビング・ダイニング

リビングやダイニングには、大きなテーブルやソファ、テレビ台など重い家具を置くため、凹みにくいフローリングがおすすめです。
また、リビングにてくつろぎの空間を設けたい場合は、畳を取り入れた小上がりの和室を作ってみても良いでしょう。

□まとめ

今回は、注文住宅に用いられる主な床材の種類と床材を選ぶ基準、そしてお部屋別におすすめの床材についてご紹介しました。
本記事でご紹介した床材は以下の通りです。
・フローリング
・クッションフロア
・フロアタイル
・天然石

また、床材を選ぶ際は、木の質感やメンテナンスの簡単さ、コストパフォーマンスなど重視するべき観点が複数あるため、ご家族の皆さまでしっかりと話し合って決めることが大切です。
注文住宅の建築をご検討中の方は、ぜひお気軽に当社までお問合せください。

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